問題
問50
自分のデスクにあるPCと共有スペースにあるプリンタの起動を1人で行う。PCとプリンタの起動は図の条件で行い、それぞれの作業・処理は逐次実行する必要がある。自動処理の間は、移動やもう片方の作業を並行して行うことができる。自分のデスクにいる状態でPCの起動を開始し、移動してプリンタを起動した上で自分のデスクに戻り、PCの起動を終了するまでに必要な時間は、最短で何秒か。

- 223
- 256
- 286
- 406
[出典:ITパスポート試験 令和3年度 問50]
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正解
正解は「ア」です。
解説
この問題では、PCとプリンタの起動時間を最短で求める必要があります。解答を導き出すためには、次のポイントを考慮する必要があります。
- PCの起動時間: PCの起動は開始後、自動処理されるため、この時間内に他の作業(移動・プリンタの起動)を並行して行うことができます。
- 移動時間: 自分のデスクから共有スペースのプリンタまでの移動時間を考慮し、適切に組み込むことで時間を最適化できます。
- プリンタの起動時間: プリンタの起動にも時間がかかるため、移動時間と組み合わせることで最短時間を求めることができます。
最適な手順として、PCの起動を開始した直後に移動し、プリンタの起動を実施します。その後、自分のデスクに戻る間にプリンタの起動が進行し、PCの処理が終わるタイミングに合わせることで最短時間を達成できます。
イ(256秒):
移動時間の考慮が不足しており、実際の処理時間より長くなっています。
ウ(286秒):
作業の並行処理を考慮していないため、最適解ではありません。
エ(406秒):
すべての処理を直列に行うことで時間がかかりすぎています。
難易度
やや難しい
移動時間や並行処理の概念を理解していれば、論理的に最短時間を求められる問題です。システムの処理時間に関する基本的な考え方を把握することが重要です。
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用語補足
並行処理:
異なる作業を同時に進行させることで、全体の処理時間を短縮する技術です。
移動時間:
人が物理的に移動する時間のことで、システム操作の流れを最適化する際に考慮されます。
対策
並行処理の考え方を理解し、移動時間と処理時間を組み合わせて最短時間を求める練習をすることが重要です。特に、複数の作業をどのように組み合わせるかを考え、より効率的な処理方法を習得することで、試験でも適切な選択がしやすくなります。