問題
問21
次のa〜dの取組のうち、企業がCSR(企業の社会的責任)として適切に実施すべきものだけをすべて挙げた選択肢はどれか。
- a:従業員の多様性を尊重し、働きやすい職場環境を整備する。
- b:利益を最大化するために法令を緩やかに解釈して行動する。
- c:地域住民との対話を通じて、地域貢献活動を行う。
- d:取引先への優位性を維持するため、価格を談合して決定する。
- a, b
- a, c
- b, d
- a, c, d
正解
正解は「イ」です。
解説
CSR(企業の社会的責任)とは、企業が利益追求だけでなく、社会や環境への責任を果たすことを目的とした考え方です。
本問において、選択肢aの「多様性を尊重し職場環境を整備すること」と、選択肢cの「地域住民との対話を通じた地域貢献」はいずれもCSRに沿った行動であり、企業の社会的な責任を果たす適切な取り組みです。
一方、bの「法令を緩やかに解釈して行動する」は、法令遵守の原則に反するものであり、CSRとは相容れません。また、dの「談合による価格決定」は公正な競争を阻害する違法行為であり、倫理的にもCSRとは正反対の行動です。
CSRの基本には「法令順守」「倫理」「社会貢献」「環境保護」などがあり、それに反する行動はたとえ業績に繋がったとしても評価されません。
ア(a, b):
bの「法令を緩やかに解釈して行動する」はCSRの基本である法令順守に反しており、不適切です。
ウ(b, d):
b・dの両方ともCSRに反する行動であり、企業倫理上問題があります。
エ(a, c, d):
a・cは適切ですが、dの「価格談合」は独占禁止法に違反するため不適切です。
難易度
この問題はCSRの基本的な概念を理解していれば正解しやすい初級レベルの問題です。常識的な倫理観を持って選択肢を判断することができれば、初心者でも正答にたどり着けます。
用語補足
CSR(企業の社会的責任):
企業が法律や倫理、社会貢献などの観点から、社会全体に対して責任ある行動をとるべきという考え方です。
多様性(ダイバーシティ):
性別や年齢、国籍などの違いを尊重し、様々な人材が活躍できる職場環境を作ることを指します。
談合:
企業間で事前に価格や入札内容を相談・決定することで、公正な競争を阻害する違法行為です。
対策
CSRの目的や具体的な取り組み例、そして法令違反との明確な違いを理解しておくことが重要です。企業の社会的責任に反する行為を見極める力が問われるので、基本用語の理解を深めましょう。

