問題
問83
データを行と列から成る表形式で表すデータベースのモデルはどれか。
- オブジェクトモデル
- 階層モデル
- 関係モデル
- ネットワークモデル
[出典:ITパスポート試験 令和4年度 問83]
スポンサーリンク
正解
正解は「ウ」です。
解説
正解は「ウ」の「関係モデル」です。関係モデルは、データを行と列から成る表形式で表すデータベースのモデルです。各テーブル(関係)は、行(レコード)と列(フィールド)で構成され、SQL(Structured Query Language)を用いてデータの検索、挿入、更新、削除などを行います。このモデルは、データの一貫性や整合性を保つことが容易であり、現在、広く利用されています。例えば、Excelのスプレッドシートのようにデータを表形式で整理するイメージを持つと理解しやすいです。
ア(オブジェクトモデル):
オブジェクトモデルは、データをオブジェクト(属性や動作を持つ要素)として表現するデータベースのモデルであり、表形式ではありません。
イ(階層モデル):
階層モデルは、データをツリー構造で表現するもので、データ間に親子関係が存在しますが、表形式とは異なります。
エ(ネットワークモデル):
ネットワークモデルは、データをグラフ構造で表現するモデルであり、複数の親子関係を持つことができますが、これも表形式ではありません。
難易度
普通
この問題はデータベースモデルの基本的な知識を問うものであり、ITパスポート試験を受験する方にとって基本的な内容です。ただし、モデル間の違いを正確に理解していない場合は、混乱する可能性があります。
スポンサーリンク
用語補足
関係モデル:
関係モデルは、データを行と列から成る表形式で表すデータベースのモデルです。テーブル(関係)に格納されたデータは、行(レコード)と列(フィールド)で構成され、SQLを用いて操作されます。
SQL:
SQL(Structured Query Language)は、関係データベースを操作するための言語です。データの検索、挿入、更新、削除などを行うために使用されます。
対策
この問題を解くためには、データベースの基本的なモデルについて理解しておくことが重要です。特に関係モデル、オブジェクトモデル、階層モデル、ネットワークモデルの特徴を把握し、それぞれの違いを明確に整理しておくことが有効です。具体的な例を交えて学習すると理解が深まります。