問題
問67
ある業務における作業者3人の作業実績は以下の通りである。最も生産性の高い作業者は誰か。
作業者 | 作業時間(分) | 完了タスク数 |
---|---|---|
X | 120 | 30 |
Y | 90 | 25 |
Z | 100 | 20 |
- X
- Y
- Z
- 全員同じ
スポンサーリンク
正解
正解は「イ」です。
解説
この問題では、作業者ごとの生産性を比較して最も高い人を選ぶことが求められています。生産性は「完了タスク数 ÷ 作業時間」で求めます。時間は分単位なのでそのまま計算可能です。
- 作業者Xの生産性は30タスク ÷ 120分=0.25タスク/分
- 作業者Yは25タスク ÷ 90分=約0.278タスク/分
- 作業者Zは20タスク ÷ 100分=0.20タスク/分
この結果、最も生産性が高いのはYさんであることが分かります。
身近な例で考えると、同じ時間内にどれだけ多くの仕事をこなせるかを競っているようなものです。例えば、3人が同じ種類の書類を処理していて、どれだけ早く多く処理できたかを比べることで、その人の作業効率や能力を評価できます。 こうした生産性の計算は、企業での作業改善や評価、リソース配分に欠かせない指標です。
- ア(X):
作業時間が長いために完了数は多いですが、生産性は0.25タスク/分とYより低いため正解ではありません。 - ウ(Z):
完了タスク数が最も少なく、生産性も0.20タスク/分で最も低いため正解ではありません。 - エ(全員同じ):
各作業者の生産性は異なるため、全員同じとは言えず誤りです。
難易度
この問題は基本的な割り算を用いて生産性を計算できるかどうかを問うもので、初心者にも理解しやすい内容です。ただし計算ミスをしやすいため、慎重に数値を扱う注意力も必要です。概念自体はシンプルなので基礎力のある人には解きやすい問題です。
スポンサーリンク
用語補足
生産性:
一定時間内にどれだけ多くの仕事を完了したかを示す指標です。例えば、1時間で10個の部品を作れば生産性は10個/時間となります。
作業時間:
作業にかかった時間のことです。例えば、ある仕事を2時間で終えた場合、その作業時間は2時間となります。
完了タスク数:
一定期間内に完了した作業や仕事の単位数です。例えば、書類の処理件数や商品の組み立て数などが該当します。
対策
生産性を正しく求めるために、まずは「完了タスク数÷作業時間」の計算方法をしっかり理解し練習することが重要です。計算ミスを防ぐために落ち着いて数字を扱い、実際の業務例で考えることで理解を深めましょう。過去問を繰り返し解くのも効果的です。