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ITパスポート試験 平成30年度春期 [問65] 過去問解説

問題

問65

関係データベースの操作a~cと、関係演算の適切な組合せはどれか。

  • a 指定したフィールド (列)を抽出する。
  • b 指定したレコード(行)を抽出する。
  • c 複数の表を一つの表にする。

[出典:ITパスポート試験 平成30年度春期 問65]

正解

正解は「」です。

解説

 正解は「ウ」です。関係データベースにおける操作と、それに対応する関係演算の組み合わせを問われています。 aの「指定したフィールド(列)を抽出する」操作は、データベースの列の中から必要な情報だけを取り出す「射影」という関係演算に該当します。 bの「指定したレコード(行)を抽出する」操作は、データベースの行の中から条件に合うものだけを取り出す「選択」という関係演算に該当します。 cの「複数の表を一つの表にする」操作は、共通のフィールドを持つ複数の表を結合して、一つの大きな表にする「結合」という関係演算に該当します。

 したがって、aが射影、bが選択、cが結合となる「ウ」が正解です。 例えば、顧客情報テーブル(列:顧客ID、氏名、住所)と購入履歴テーブル(列:顧客ID、商品名、購入日)の二つのテーブルがあったとします。このとき、「顧客ID」を共通のフィールドとして「結合」することで、顧客の氏名と購入履歴を一つの表にまとめることができます。 また、「射影」は、顧客IDと氏名だけが必要な場合に、それらの列だけを取り出す操作です。「選択」は、例えば「東京都」に住んでいる顧客だけを抽出するような操作です。

ア(指定したフィールド (列)を抽出する。):
 「ア」は、aとbの組み合わせが誤っています。bの「指定したレコード(行)を抽出する」は「選択」ではなく「結合」と誤っています。
イ(指定したレコード(行)を抽出する。):
 「イ」は、bとcの組み合わせが誤っています。bの「指定したレコード(行)を抽出する」は「結合」ではなく「選択」であり、cの「複数の表を一つの表にする」は「選択」ではなく「結合」です。
エ(不正アクセス防止を強化するために、ファイアウォールの設定内容を見直す。):
 「エ」は、aとbの組み合わせが誤っています。aの「指定したフィールド (列)を抽出する」は「選択」ではなく「射影」であり、bの「指定したレコード(行)を抽出する」は「射影」ではなく「選択」です。

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難易度

 この問題は、データベースの基本的な操作である「射影」「選択」「結合」と、それぞれの操作に対応する関係演算の知識を問うものです。これらの用語はITパスポート試験で頻繁に出題されるため、学習初期段階から理解しておくことが重要です。選択肢の解説を丁寧に読み、それぞれの操作がどのような意味を持つのかを具体例と照らし合わせながら理解することで、比較的解きやすい問題と言えます。データベースの基礎知識があれば、迷うことなく解答できるでしょう。

用語補足

関係データベース:
 データを表形式で管理し、表と表の関係性(関連)を持たせるデータベースのことです。例えば、顧客情報と購入履歴を別々の表で管理し、「顧客ID」という共通の項目で関連付けるようなイメージです。

フィールド (列):
 データベースの表において、データの項目(属性)を示す部分のことです。例えば、顧客情報テーブルであれば、「氏名」「住所」「電話番号」などがフィールドにあたります。

レコード(行):
 データベースの表において、個々のデータ(実体)を示す部分のことです。例えば、顧客情報テーブルであれば、ある一人の顧客の「氏名」「住所」「電話番号」のまとまりがレコードにあたります。

関係演算:
 関係データベースにおいて、表から必要なデータを取り出したり、複数の表を組み合わせたりするための操作のことです。「射影」「選択」「結合」などがあります。これらは、SQLというデータベース操作言語でも実現されます。

対策

 この問題は、データベースの基本的な操作である「射影」「選択」「結合」と、それに対応する「関係演算」の知識を問うものです。それぞれの操作がどのような意味を持つのかを理解し、具体例と結びつけて覚えることが重要です。特に、「射影」は列の抽出、「選択」は行の抽出、「結合」は複数の表をまとめる操作であると理解しておくと、解答の助けになります。選択肢の解説を丁寧に読み、それぞれの関係演算がどの操作に対応するかを正確に判断できるように練習しましょう。


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