問題
問73
LTEよりも通信速度が高速なだけではなく、より多くの端末が接続でき,通信の遅延も少ないという特徴をもつ移動通信システムはどれか。
- ブロックチェーン
- MVNO
- 8K
- 5G
[出典:ITパスポート試験 平成31年度春期 問73]
正解
正解は「エ」です。
解説
正解は「エ 5G」です。5Gは「第5世代移動通信システム」の略で、問題文に示されている「通信速度が高速」「より多くの端末が接続でき」「通信の遅延も少ない」という三つの主要な特徴を持っています。具体的には、従来のLTE(4G)に比べて格段に速い通信速度で大容量のデータを瞬時に送受信でき、例えば高画質の動画もストレスなく視聴できます。
また、通信の遅延が非常に少ない「超低遅延」は、自動運転や遠隔医療といったリアルタイムな制御が求められる分野での活用を可能にします。さらに、「多数同時接続」により、スマートフォンだけでなくIoT(モノのインターネット)デバイスなど、より多くの機器が同時にネットワークに接続できるため、スマートホームやスマートシティといった未来の社会を支える基盤技術として期待されています。
ア(ブロックチェーン):
ブロックチェーンは分散型台帳技術であり、移動通信システムとは異なります。データの信頼性や改ざん防止を目的とした技術です。
イ(MVNO):
MVNO(Mobile Virtual Network Operator)は、大手キャリアの通信網を借りてサービスを提供する事業者のことで、通信技術そのものを指すものではありません。
ウ(8K):
8Kは映像の解像度を示すもので、移動通信システムとは直接関係がありません。超高精細な映像を指す言葉です。
難易度
この問題は、ITパスポート試験のテクノロジ系の知識問題としては標準的な難易度です。近年ニュースなどでよく耳にする「5G」の基本的な特徴を知っていれば、比較的容易に解答できるでしょう。特に、5Gの「高速」「低遅延」「多数同時接続」という三つのキーワードを把握しているかどうかがポイントになります。他の選択肢が何を指すのかを理解していれば、正解を絞り込みやすい問題です。
用語補足
5G:
第5世代移動通信システムの略で、従来の4G(LTE)よりもさらに高速、低遅延、多数同時接続が可能な次世代のモバイル通信技術です。例えば、スマートフォンでの動画視聴がよりスムーズになったり、自動運転車が瞬時に情報をやり取りできるようになる基盤となります。
ブロックチェーン:
分散型台帳技術の一つで、取引記録を「ブロック」として繋ぎ、ネットワーク上の複数の参加者で共有・管理することで、データの改ざんを困難にする技術です。仮想通貨のビットコインなどで利用されており、例えるなら「みんなで監視する改ざんできない取引履歴の鎖」のようなものです。
MVNO:
Mobile Virtual Network Operatorの略で、自社で通信設備を持たずに、大手移動体通信事業者(MNO)から回線を借りて、独自のモバイル通信サービスを提供する事業者のことです。一般的には「格安SIM」を提供する会社がこれにあたります。
8K:
映像の解像度を表す規格の一つで、水平方向に約8000の画素(ピクセル)を持つ超高精細な映像を指します。現在の主流であるフルHD(2K)や4Kよりも、さらにきめ細かくリアルな映像表現が可能です。テレビやディスプレイの性能を示す数字として使われます。
対策
この問題のポイントは、近年普及が進んでいる次世代通信技術「5G」の基本的な特徴を正確に理解しておくことです。特に「高速大容量」「超低遅延」「多数同時接続」の三つを核とする特徴をしっかりと覚えましょう。他の選択肢が、通信技術とは異なるブロックチェーン、通信サービスを提供するMVNO、映像の解像度を示す8Kであることを区別することも重要です。それぞれのIT用語の定義を正確に把握し、混同せずに適切な選択肢を選べるように学習を進めることが対策となります。

