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ITパスポート試験 平成30年度春期 [問28] 過去問解説

問題

問28

技術開発戦略の立案,技術開発計画の策定などを行うマネジメント分野はどれか。

  • M&A
  • MBA
  • MBO
  • MOT

[出典:ITパスポート試験 平成30年度春期 問28]

正解

正解は「」です。

解説

 MOT (Management of Technology) は、技術経営と訳され、企業が持続的な競争優位を確立するために、技術を経営戦略の中心に据えて管理・活用する考え方です。具体的には、新しい技術の研究開発(R&D)をどう進めるか、その技術をどのように製品やサービスに結びつけるか、そして、その技術を市場に投入し、利益を上げるまでの一連のプロセスを経営の視点からマネジメントすることを指します。単に技術を開発するだけでなく、その技術が企業の成長にどう貢献するかを戦略的に考え、計画を立て、実行していくことがMOTの目的です。

 例えば、スマートフォンメーカーが新しいAIチップを開発する際、その技術開発だけでなく、チップを搭載したスマートフォンの市場投入戦略、競合他社との差別化、そして収益化までの全体を管理するのがMOTの役割です。この問題文では、「技術開発戦略の立案,技術開発計画の策定などを行うマネジメント分野」とあるため、まさにMOTが該当します。

ア(M&A):
 M&Aは「Mergers and Acquisitions」の略で、企業の合併と買収を指します。技術開発戦略の立案とは直接関係ありません。
イ(MBA):
 MBAは「Master of Business Administration」の略で、経営学修士という大学院の学位を指します。学問分野や資格であり、マネジメント分野そのものではありません。
ウ(MBO):
 MBOは「Management By Objectives」の略で、目標管理制度の一種です。技術開発戦略の立案を行うマネジメント分野全体を指すものではありません。

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難易度

 この問題は、ITパスポート試験のストラテジ系で頻出する経営戦略に関する用語の知識を問うものです。各選択肢の略語とその意味を正確に理解していれば、比較的容易に解答できます。用語の意味を知らないと全く解けないため、基本知識の有無が大きく影響します。類似した略語が多いので、混同しないように注意が必要です。

用語補足

M&A (Mergers and Acquisitions):
 企業の合併と買収を指す言葉です。例えば、ある会社が別の会社を買収して事業を拡大したり、複数の会社が合併して新しい会社を作ったりする活動のことです。

MBA (Master of Business Administration):
 経営学修士という大学院の学位のことです。ビジネスリーダーを育成するための専門的な教育プログラムを修了した人に与えられます。

MBO (Management By Objectives):
 目標管理制度のことで、従業員が自分で目標を設定し、その達成度によって評価される仕組みです。目標設定に参加することでモチベーションを高める効果があります。

MOT (Management of Technology):
 技術経営のことで、企業が技術を経営戦略の中心に据え、技術開発から製品化、市場投入までのプロセス全体を管理し、競争力を高める活動を指します。

対策

 この問題のような経営戦略に関する用語の知識問題は、略語とその正式名称、そしてその内容をセットで覚えることが重要です。特に、ITパスポート試験ではM&A、MBO、MOT、MBAといったカタカナ用語が頻出します。それぞれの違いを明確に理解するために、類似する用語との比較学習も効果的です。過去問題を通して、どの用語がどのような文脈で使われるかを確認し、確実な知識として身につけることが大切です。


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