スポンサーリンク

ITパスポート試験 平成28年度春期 [問70] 過去問解説

問題

問70

サブネットマスクの役割として、適切なものはどれか。

  • IPアドレスからEthernet上のMACアドレスを割り出す。
  • IPアドレスに含まれるネットワークアドレスと、そのネットワークに属する個々のコンピュータのホストアドレスを区分する。
  • インターネットと内部ネットワークを中継するときのグローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスを対応付ける。
  • 通信相手先のドメイン名とIPアドレスを対応付ける。

[出典:ITパスポート試験 平成28年度春期 問70]

正解

正解は「」です。

解説

 正解は選択肢イです。サブネットマスクは、IPアドレスが「ネットワークアドレス」と「ホストアドレス」の二つの部分に分かれている際に、その境目を識別するためのものです。IPアドレスは、例えるなら「〇〇市〇〇町(ネットワーク)」と「マンションの部屋番号(ホスト)」のような構成になっています。

 サブネットマスクは、IPアドレスのどの部分までが「〇〇市〇〇町」で、どの部分からが「部屋番号」なのかを明確に区切る役割を担っています。これにより、コンピュータは同じネットワーク内にいるのか、それとも別のネットワークにいるのかを判断し、効率的に通信を行うことができます。

ア(IPアドレスからMACアドレスを割り出す。):
 これはARP(Address Resolution Protocol)の役割です。ARPは、IPアドレスを対応するMACアドレスに変換します。
ウ(インターネットと内部ネットワークを中継するときのグローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスを対応付ける。):
 これはNAT(Network Address Translation)やNAPT(IPマスカレード)の役割です。プライベートIPアドレスを持つ機器がインターネットと通信する際に、グローバルIPアドレスに変換します。
エ(通信相手先のドメイン名とIPアドレスを対応付ける。):
 これはDNS(Domain Name System)の役割です。ウェブサイトのURL(ドメイン名)を、コンピュータが認識できるIPアドレスに変換します。

スポンサーリンク

難易度

 この問題の難易度は中程度です。ネットワークの基本的な概念であるIPアドレス、サブネットマスク、MACアドレス、DNS、NATといった用語の役割を正確に理解しているかが問われます。ITパスポート試験の勉強を始めたばかりの初心者の方にとっては、これらの専門用語が混同しやすく感じるかもしれません。しかし、一つ一つの用語がどのような機能を持つのかを丁寧に学習すれば、十分に理解できるレベルの問題です。

用語補足

サブネットマスク:
 IPアドレスをネットワーク部分とホスト部分に区別するための数字の並びです。例えば、会社で部署ごとにコンピュータを区別するように、ネットワーク内でのコンピュータのグループ分けに利用されます。

IPアドレス:
 インターネットに接続されたコンピュータやデバイスに割り当てられる、インターネット上の住所のような識別番号です。例えば、郵便物を送る際に住所が必要なように、データ通信を行う際にはIPアドレスが使われます。

MACアドレス:
 ネットワーク機器に製造段階で割り当てられる、世界で一つだけの物理的な識別番号です。IPアドレスが住所とすると、MACアドレスは住民票番号のようなもので、機器固有の番号になります。

ドメイン名:
 インターネット上のウェブサイトやメールアドレスを識別するための、人間に分かりやすい名前です。例えば、「google.com」のように、覚えやすい名前でウェブサイトにアクセスできますが、実際にはIPアドレスに変換されて通信が行われています。

対策

 この問題を解くには、IPアドレスの基本的な構造と、それに関連する主要なネットワーク用語の役割を明確に理解しておくことが重要です。特にIPアドレスが「ネットワークアドレス」と「ホストアドレス」の二つに分けられること、そしてサブネットマスクがその区分けの「境界線」を示すツールであることをしっかり覚えましょう。また、ARP、NAT/NAPT、DNSといった、混同しやすい他のネットワーク機能についても、それぞれの役割を個別に理解し、区別できるように対策することがポイントです。


タイトルとURLをコピーしました