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ITパスポート試験 平成29年度秋期 [問20] 過去問解説

問題

問20

売上高営業利益率が最も高い会社はどれか。

  • A社
  • B社
  • C社
  • D社

[出典:ITパスポート試験 平成29年度秋期 問20]

正解

正解は「」です。

解説

 正解はアのA社です。この問題は、各社の売上高営業利益率を計算し、最も高い会社を選ぶ問題です。売上高営業利益率とは、会社の売上高に対して、本業でどれだけの利益(営業利益)を上げたかを示す指標です。計算式は「営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)」で求められます。営業利益は「売上高 – 売上原価 – 販売管理費」で計算されます。 各社の計算は以下の通りです。

  • A社:
    • 売上高:100百万円
    • 売上原価:60百万円
    • 販売管理費:10百万円
    • 営業利益 = 100 – 60 – 10 = 30百万円
    • 売上高営業利益率 = (30 ÷ 100) × 100 = 30%
  • B社:
    • 売上高:200百万円
    • 売上原価:140百万円
    • 販売管理費:10百万円
    • 営業利益 = 200 – 140 – 10 = 50百万円
    • 売上高営業利益率 = (50 ÷ 200) × 100 = 25%
  • C社:
    • 売上高:100百万円
    • 売上原価:80百万円
    • 販売管理費:20百万円
    • 営業利益 = 100 – 80 – 20 = 0百万円
    • 売上高営業利益率 = (0 ÷ 100) × 100 = 0%
  • D社:
    • 売上高:400百万円
    • 売上原価:200百万円
    • 販売管理費:160百万円
    • 営業利益 = 400 – 200 – 160 = 40百万円
    • 売上高営業利益率 = (40 ÷ 400) × 100 = 10%

この結果、A社が30%で最も高い売上高営業利益率を示しています。

イ(B社):
 B社の売上高営業利益率は25%で、A社の30%を下回ります。
ウ(C社):
 C社の営業利益は0であるため、売上高営業利益率も0%となり、最も低い値です。
エ(D社):
 D社の売上高営業利益率は10%で、A社の30%を下回ります。

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難易度

 この問題は、基本的な財務指標である「売上高営業利益率」の意味と計算方法を理解しているかを問うものです。計算自体は四則演算で難しくありませんが、表から必要な数値を見つけ出し、正確に計算する手間がかかるため、落ち着いて取り組むことが大切です。簿記や会計の知識がなくても、指標の定義を知っていれば解けるため、ITパスポートの初学者でも取り組みやすい問題と言えます。

用語補足

売上高営業利益率:
 企業が本業でどれだけ効率的に利益を上げているかを示す指標です。例えば、パン屋さんがパンを売って得た売上から、材料費やお店の家賃、従業員の給料を引いた利益が、売上に対してどれくらいの割合かを表します。

売上高:
 会社が商品やサービスを販売して得た合計金額のことです。例えば、1個100円のパンを100個売ったら、売上高は10,000円になります。

営業利益:
 企業が本業で稼いだ利益のことです。売上高から、商品の製造にかかった費用(売上原価)と、販売や管理にかかった費用(販売管理費)を差し引いて計算します。パン屋さんの例では、パンの売上から材料費、人件費、家賃などを引いた残りが営業利益です。

販売管理費:
 商品の販売活動や会社の運営・管理にかかる費用のことです。例えば、パン屋さんの場合、お店の家賃、従業員の給料、広告費、電気代などがこれに当たります。

対策

 この問題を解くためのポイントは、「売上高営業利益率」の定義と計算式を正確に覚えていることです。まず、各社の「営業利益」を「売上高 – 売上原価 – 販売管理費」で算出し、次にその営業利益を「売上高」で割って100を掛けることで「売上高営業利益率」を求めます。計算ミスをしないように丁寧に計算し、最も高い数値を選ぶことが対策となります。基本的な財務指標なので、しっかりと理解しておきましょう。

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