問題
問55
USB メモリなどにファイルを保存する代わりに、インターネットを介して、自由に読み書きできるインターネット上のファイルの保存領域はどれか。
- cookie
- RAID
- オンラインストレージ
- クローラ
[出典:ITパスポート試験 平成29年度春期 問55]
正解
正解は「ウ」です。
解説
正解は「オンラインストレージ」です。オンラインストレージとは、インターネット上にファイルを保存するためのサービスを指します。USBメモリやパソコンのハードディスクのように、物理的な記憶媒体を自分で管理する代わりに、インターネットを通じてデータセンターにあるサーバーにファイルを預けるというイメージです。これにより、インターネットに接続できる環境であれば、どのパソコンやスマートフォンからでも、いつでも、どこからでも自分のファイルにアクセスしたり、編集したり、共有したりすることが可能になります。
例えば、Google DriveやDropboxなどがこのオンラインストレージの代表的なサービスです。バックアップとしても利用でき、万が一自分のデバイスが故障したり紛失したりしても、大切なデータはオンライン上に安全に保管されているため安心です。複数のデバイス間でデータを同期させることも簡単にできますし、大容量のファイルを他人と共有する際にも非常に便利です。
また、企業ではプロジェクトの資料共有や共同作業にも広く利用されています。このように、手元の物理的なストレージに縛られず、柔軟にデータを管理できる点が最大のメリットです。
ア(cookie):
cookieは、ウェブサイトが利用者のWebブラウザに一時的に保存する小さな情報のことです。ログイン状態の維持や、閲覧履歴に基づいたパーソナライズなどに使われますが、ファイルを保存するための領域ではありません。
イ(RAID):
RAID(Redundant Arrays of Independent Disks)は、複数のハードディスクを組み合わせて、データの冗長性や高速化を実現する技術です。これは物理的な記憶装置の構成技術であり、インターネット上の保存領域を指すものではありません。
エ(クローラ):
クローラは、インターネット上のウェブページを自動的に巡回し、情報を収集・解析するプログラムのことです。主に検索エンジンのデータベース作成などに利用されますが、ファイルの保存領域とは異なります。
難易度
この問題は、ITパスポート試験のテクノロジ系分野の中でも、比較的理解しやすい部類に入ります。日常生活でインターネットを利用する際に触れる機会の多いサービスや技術に関する知識が問われています。オンラインストレージの概念は広く普及しており、実体験と結びつけて考えやすいため、初心者の方でも正解を導きやすいでしょう。しかし、他の選択肢もIT関連の重要な用語ですので、それぞれの意味を正確に把握しておくことが重要です。
用語補足
USBメモリ:
USBメモリは、USB(Universal Serial Bus)という接続規格を用いてパソコンなどに接続する、持ち運び可能な小型のデータ記憶装置です。データを手軽に保存・移動できます。例えば、資料や写真を入れて別のパソコンで使う際に便利です。
オンラインストレージ:
オンラインストレージは、インターネット上にファイルを保存できるサービスです。自分のパソコンやスマホの容量を使わず、インターネット経由でいつでもどこでもファイルにアクセスできます。Google DriveやDropboxなどがその例です。
RAID:
RAID(レイド)は、複数のハードディスクを組み合わせて一台の論理的なディスクとして利用する技術です。データを分散して書き込んだり、同じデータを複数にコピーしたりすることで、データの読み書き速度を上げたり、故障に強くしたりします。例えば、重要なサーバーでRAIDを使ってデータを保護することがあります。
クローラ:
クローラは、インターネット上のウェブサイトを自動で巡回し、情報を収集するプログラムです。主に検索エンジンの会社が、世界中のウェブページの内容を調べて、検索結果に表示するためのデータベースを作る際に使っています。ロボット、スパイダーとも呼ばれます。
対策
この問題は、情報技術の基本的なサービスや用語の知識を問うものです。解答のポイントは、各選択肢の用語が具体的にどのような機能や役割を持っているのかを正確に理解することです。特に、オンラインストレージのように身近なサービスについては、そのメリットや使われ方を具体的にイメージできるように学習すると良いでしょう。また、混同しやすい用語(例えば、保存領域、認証、データ収集など)は、それぞれの違いを明確にして覚えることが重要です。

