問題
問7
性別,年齢,国籍,経験などが個人ごとに異なるような多様性を示す言葉として,適切なものはどれか。
- グラスシーリング
- ダイバーシティ
- ホワイトカラーエグゼンプション
- ワークライフバランス
[出典:ITパスポート試験 平成30年度春期 問7]
正解
正解は「イ」です。
解説
ダイバーシティ(Diversity)とは、多様性を意味する言葉で、性別、年齢、国籍、人種、経験、価値観、障がいの有無など、個人が持つ様々な属性の違いを受け入れ、尊重する考え方を指します。特にビジネスの分野では、多様な人材を組織に受け入れ、それぞれの個性を活かすことで、新しいアイデアやイノベーションが生まれやすくなり、企業の競争力向上につながると考えられています。
例えば、ある企業が性別や国籍に関わらず優秀な人材を採用し、それぞれの得意分野を活かせる部署に配置することで、顧客の多様なニーズに対応できる製品やサービスが開発されたり、より良い職場環境が形成されたりする効果が期待できます。単なる人材の集まりではなく、それぞれの違いが組織全体の力になるという点が重要です。
ア(グラスシーリング):
グラスシーリング(Glass Ceiling)は、女性やマイノリティが、能力や実績があるにもかかわらず、組織内で高い役職に就くことを阻む目に見えない障壁を指す言葉です。多様性そのものを指すものではありません。
ウ(ホワイトカラーエグゼンプション):
ホワイトカラーエグゼンプション(White-collar Exemption)は、労働時間管理の規制を一部免除される制度のことです。働き方に関する制度であり、多様性を示す言葉ではありません。
エ(ワークライフバランス):
ワークライフバランス(Work-Life Balance)は、仕事と私生活の調和を目指す考え方や取り組みを指します。個人の多様な属性とは直接関係なく、仕事と生活のどちらも充実させようとする概念です。
難易度
この問題は、ITパスポート試験のストラテジ系でよく出題される経営戦略や組織論に関する基本的な用語の知識を問うものです。各選択肢の用語の意味を知っていれば容易に解答できるため、難易度は比較的低いと言えます。しかし、それぞれの用語が示す概念を混同していると間違えやすいので、しっかりと理解しておくことが重要です。初学者の方でも、それぞれの用語を丁寧に学習すれば十分に得点できる問題です。
用語補足
ダイバーシティ:
企業や社会において、性別、年齢、国籍、経験、価値観など、様々な違いを持つ人々を尊重し、受け入れることです。例えば、多様なバックグラウンドを持つ社員が集まることで、新しいアイデアが生まれやすくなります。
グラスシーリング:
女性やマイノリティが、能力があるにもかかわらず、昇進を阻む「見えない壁」が存在することを指します。例えば、女性社員が管理職になれないなど、特定の人々がキャリアアップできない状況です。
ホワイトカラーエグゼンプション:
一部の専門職や管理職の労働者に対して、労働時間に関する規制(残業代など)を適用しない制度です。例えば、高度な専門業務を行う社員の労働時間を個人の裁量に任せる働き方です。
ワークライフバランス:
仕事と私生活の調和を図り、両方を充実させることを目指す考え方です。例えば、育児中の社員が時短勤務を利用して仕事と家庭を両立させることです。
対策
この問題のような用語の定義を問う問題では、各選択肢の言葉が具体的にどのような概念を表しているのかを正確に理解しておくことが重要です。特に、似たような文脈で使われることが多い「ダイバーシティ」「インクルージョン」「ワークライフバランス」などは、それぞれの違いを明確にして覚えることがポイントです。過去問題集を繰り返し解き、出てきた用語は意味だけでなく具体的な事例も合わせて学習すると、より深く理解でき、本番で迷わずに解答できるようになります。ストラテジ系は暗記が多いため、語句の意味を正しく紐付けて覚えることが高得点に繋がります。

