問題
問4
特定の目的の達成や課題の解決をテーマとして,ソフトウェアの開発者や企画者などが短期間集中的にアイディアを出し合い,ソフトウェアの開発などの共同作業を行い,成果を競い合うイベントはどれか。
- トレードフェア
- ハッカソン
- パネルディスカッション
- レセプション
[出典:ITパスポート試験 令和8年度 問4]
正解
正解は「イ」です。
解説
正解は「ハッカソン」です。ハッカソン(Hackathon)とは、「ハック(Hack)」と「マラソン(Marathon)」を組み合わせた造語です。IT業界で頻繁に行われるイベントで、プログラマーやデザイナー、企画者などがチームを結成し、与えられたテーマに沿って数日から1週間程度の極めて短い期間で集中的にソフトウェアやサービスを開発し、その成果や技術力を競い合います。
これを日常的な例えで表現すると、「料理の鉄人」のような料理コンテストのイメージです。限られた時間内に、指定された食材(テーマ)を使って最高の料理(ソフトウェア)を作り上げ、最後に審査員の前でプレゼンテーションを行い評価を受ける大会のようなものです。単に話し合うだけでなく、実際に動く「形あるもの」を作り上げることが最大の特徴です。 このイベントを通じて、普段は関わりのない多様な専門家が協力し、短期間で爆発的な創造力を発揮することができます。
そのため、企業の新規事業の創出や、自治体の地域課題解決に向けたアイデア出しの場として、世界中で広く活用されています。このように、特定の目的のために短期集中で開発を行うイベントをハッカソンと呼びます。
ア(トレードフェア):
企業が自社の製品やサービスを展示し、商談を行う見本市のことです。開発を競う場ではないため誤りです。
ウ(パネルディスカッション):
異なる意見を持つ複数の登壇者が、聴衆の前で議論を交わす形式の会議です。共同開発は行わないため誤りです。
エ(レセプション):
招待された人々が親睦を深めるための歓迎会や社交的なパーティーのことです。成果を競うイベントではありません。
難易度
IT業界やビジネスシーンで一般的に使われるカタカナ用語の知識を問う問題です。近年ではニュースや新聞などでも「ハッカソン」という言葉がよく登場するため、未経験の方でも聞き覚えがあるかもしれません。他の選択肢(展示会、討論会、歓迎会)が日常的な意味を持つ言葉であるため、言葉の消去法を使っても正解を導き出しやすく、得点源にしやすい問題と言えます。
用語補足
ハッカソン:
開発者が短期間で集中的にプログラムなどを作るイベントです。「文化祭の準備期間に集中して出し物を作る」ようなイメージです。
トレードフェア:
製品を紹介して取引先を探す展示会のことです。「ゲームショウ」のように、最新の成果を披露してビジネスに繋げる場を想像してください。
パネルディスカッション:
数人の専門家が意見を出し合う討論形式のことです。テレビのニュース番組などで、専門家たちが一つのテーマで話し合う場面がこれに当たります。
レセプション:
公式な歓迎会やパーティーのことです。ホテルの宴会場などで、プロジェクトの成功や新人の歓迎を祝う「式典」のような交流の場のことです。
対策
対策としては、IT関連のカタカナ用語や、複数の言葉を組み合わせた造語(今回のようなハック+マラソンなど)をセットで覚えることが重要です。定義の中に「短期間」「集中的」「開発」「競う」というキーワードが含まれていたら「ハッカソン」だと即答できるようにしましょう。日頃からITニュースに触れ、新しい用語の定義を意識して確認しておくことが試験対策として有効です。

