スポンサーリンク

ITパスポート試験 令和7年度 [問75] 過去問解説

問題

問75

次の記憶媒体のうち,記憶素子として半導体メモリを用いているものだけを全て挙げたものはどれか。

  • a CD-ROM
  • b DVD-RAM
  • c RAM
  • d SSD
  • e USBメモリ
  • a, b, c
  • a, b, e
  • c, d, e
  • c, e

[出典:ITパスポート試験 令和7年度 問75]

スポンサーリンク

正解

正解は「」です。

解説

 本問では、「半導体メモリを用いている記憶媒体」が何であるかを問いています。

 まず、RAM(c)は揮発性の半導体メモリで、PCの作業用メモリとして広く使われています。SSD(d)はNAND型フラッシュメモリと呼ばれる半導体メモリを利用しており、HDDの代替として高速な記憶装置です。USBメモリ(e)も同様にフラッシュメモリを使っており、持ち運び可能な不揮発性メモリです。  

 一方で、CD-ROM(a)やDVD-RAM(b)は光ディスク媒体であり、レーザー光でデータを読み書きします。これらは半導体メモリではなく、物理的にディスクへ書き込む方式のため、設問の条件には該当しません。したがって、正解は「RAM・SSD・USBメモリ」の3つを含む選択肢ウとなります。

ア(a, b, c):
 CD-ROMとDVD-RAMは光学式記録媒体であり、半導体メモリではないため誤りです。
イ(a, b, e):
 CD-ROMとDVD-RAMは光ディスクであり、USBメモリのみが半導体メモリに該当します。よって誤りです。
エ(c, e):
 RAMとUSBメモリは正しいですが、SSDも半導体メモリに該当するため不完全です。

難易度

 本問は各種記憶媒体の構造や仕組みの基本的な理解を問う内容であり、初学者にとっては少し混同しやすい部分がありますが、基本をしっかり抑えていれば十分解答可能です。RAMやSSD、USBメモリの特徴を区別できれば正解にたどり着けるため、難易度は「やや易しい」と言えます。

スポンサーリンク

用語補足

半導体メモリ:
 電気的に情報を記憶する素子で、RAMやフラッシュメモリなどが該当します。小型で高速なアクセスが可能です。

SSD:
 ソリッドステートドライブの略で、HDDに代わる記憶装置です。フラッシュメモリを使ってデータを保持します。

対策

 記憶媒体の種類と特徴を覚える際は、「どの方式で記録しているか」(光学式・磁気式・半導体式)をセットで整理すると理解しやすいです。また、RAM・ROM・フラッシュメモリなどの分類も押さえておきましょう。


タイトルとURLをコピーしました