問題
問67
3次元画像処理の高速化や、動画をなめらかにするなどの機能をもつ、描画処理のためのハードウェアはどれか。
- CGI
- GPU
- GUI
- UPS
[出典：ITパスポート試験 令和7年度 問67]
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正解
正解は「イ」です。
解説
GPU（Graphics Processing Unit）は、画像や動画などのグラフィックス処理を高速に行うための専用のハードウェアです。特に3次元画像処理や動画処理では、膨大な計算が必要になりますが、GPUはそのような並列計算を得意としているため、描画の高速化や滑らかな動画再生を可能にします。
近年ではAIや機械学習の処理にも使われるようになっています。これに対し、CGIはWebサーバー上で動作するスクリプト処理、GUIは画面上の操作インターフェース、UPSは電源装置と、それぞれ用途が異なります。したがって、描画処理を担うハードウェアとして正解は「GPU」です。
ア(CGI):
CGIはWebサーバーで動的なWebページを生成する仕組みであり、画像処理用のハードウェアではありません。
ウ(GUI):
GUIはユーザーが視覚的に操作できるインターフェースの概念であり、ハードウェアではありません。
エ(UPS):
UPSは無停電電源装置で、電源障害時に電力を一時的に供給する装置であり、描画や画像処理とは無関係です。
難易度
本問は選択肢に特徴的なキーワードが含まれており、用語の意味をしっかり理解していれば比較的容易に正解できます。GPUの用途がわかっていればすぐに解けるため、IT用語の基礎理解を問う典型的な問題です。
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用語補足
GPU：
画像や映像処理に特化した演算装置です。たとえば3Dゲームや動画編集ソフトなどでは、リアルタイムで多数の描画を処理するためにGPUが必須となります。
GUI：
マウスやタッチ操作などで視覚的にコンピュータを操作できる画面インターフェースです。WindowsやmacOSなどがGUIを採用しています。
対策
基本的なIT用語に関する問題では、それぞれの用語がどのカテゴリ（ハードウェア、ソフトウェア、概念など）に属するかを意識して学習すると効果的です。特にGPUのような専門性のある用語は図解や実際の用途を通して覚えると記憶に残りやすくなります。
