問題
問64
WebサイトなどでRSSの表記を見かけることがある。このRSSの説明として、適切なものはどれか。
- Webページの統一的なデザインやレイアウトを定義するための規格
- Webページの見出しやリンク,要約などを記述するフォーマット
- ネットワーク上にブックマークを登録することによって,利用価値の高いWebサイト情報を他の利用者と共有するサービス
- ブラウザとWebサーバ間で,データを暗号化して安全に送受信するためのプロトコル
[出典:ITパスポート試験 令和7年度 問64]
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正解
正解は「イ」です。
解説
RSS(Really Simple Syndication)は、Webサイトの更新情報を配信するためのXMLベースのフォーマットです。RSSを利用することで、Webサイトの見出しやリンク、要約文などの情報を整理して記述し、RSSリーダーなどの専用アプリケーションでまとめて閲覧することができます。
これにより、複数のサイトを個別に訪問しなくても最新情報を確認することができ、ニュースやブログのチェックが効率的になります。 例えば、複数のニュースサイトを巡回するのではなく、RSSリーダーを使えば、各サイトの記事タイトルや概要が一覧で表示され、読みたい記事だけをクリックして詳細を確認するという使い方が可能です。
したがって、「Webページの見出しやリンク,要約などを記述するフォーマット」と説明している選択肢「イ」が正解です。
ア(Webページの統一的なデザイン…):
これはHTMLとともに使用される「CSS(カスケーディングスタイルシート)」の説明であり、RSSとは異なります。
ウ(ネットワーク上にブックマークを登録…):
これは「ソーシャルブックマーク」や「ソーシャルニュースサービス」の説明であり、RSSの役割ではありません。
エ(ブラウザとWebサーバ間で…):
これは「HTTPS」などのセキュアな通信プロトコルの説明であり、RSSの内容とは関係ありません。
難易度
RSSという言葉に馴染みがないと戸惑うかもしれませんが、Webサイトの更新情報の配信方式と知っていれば比較的容易に解ける問題です。選択肢の比較からも消去法が使いやすく、初心者にも理解しやすい難易度の問題です。
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用語補足
RSS:
Webサイトの更新情報をXML形式で配信する技術です。見出し・リンク・概要などを含み、RSSリーダーを使うことで効率的に情報収集ができます。
XML:
Extensible Markup Languageの略で、データを構造的に記述するためのマークアップ言語です。RSSをはじめ、多くのデータ交換で使われます。
対策
RSSはWebの更新情報を効率よく取得するための基本技術です。用途や構造(XML形式)を押さえることが重要です。ニュースやブログの配信にRSSが使われている実例を見ておくと理解が深まります。