問題
問42
床下にネットワーク配線などのために一定の高さの空間をとり、容易に取り外しが可能なパネルを床板として並べたものはどれか。
- フリーアクセスフロア
- フリーアドレス
- フリースペース
- フリースポット
[出典:ITパスポート試験 令和7年度 問42]
スポンサーリンク
正解
正解は「ア」です。
解説
「フリーアクセスフロア」とは、床下に一定の高さの空間を設け、その上に取り外し可能なパネルを設置した床構造のことを指します。主にオフィスやデータセンターで使われ、ネットワーク配線、電源ケーブル、空調配管などを床下に収納し、必要に応じて簡単に取り出したりレイアウトを変更できる点が特徴です。
例えば、オフィス内で机の配置を変更するときにも、床パネルを外すだけで配線の取り回しが容易に行えます。このような構造は、業務の柔軟性や保守作業の効率性を高めるために重要です。
他の選択肢である「フリーアドレス」「フリースペース」「フリースポット」は、いずれも空間や通信の自由度に関する用語ですが、床構造とは関係ありません。よって、正解は「ア」のフリーアクセスフロアとなります。
イ(フリーアドレス):
社員が固定席を持たず、自由に好きな席を使う働き方のことを指し、床構造とは無関係です。
ウ(フリースペース):
多目的に使える空間を意味しますが、床下配線やパネル構造には直接関係しません。
エ(フリースポット):
無線LANが利用できる場所を示す用語であり、ネットワークの物理配線とは関係がありません。
難易度
本問はオフィスやITインフラに関する基礎用語を問う内容であり、実務経験がない初学者にはややイメージしづらいかもしれませんが、用語の意味を正確に覚えていれば容易に解答できます。頻出用語のため、難易度は低めです。
スポンサーリンク
用語補足
フリーアクセスフロア:
取り外し可能なパネル床を敷いて、その下に電源やネットワーク配線を収納できるようにした床構造です。柔軟な配線と保守が可能です。
フリーアドレス:
社員がオフィス内の好きな場所で仕事をする働き方で、固定席を設けないことにより、スペース効率の向上を図ります。
対策
オフィス設備やネットワーク配線に関連する用語もITパスポート試験では出題されます。特にフリーアクセスフロアのような設備系の用語は実務での利用イメージとともに覚えておくと理解しやすくなります。図解や写真で確認するのも効果的です。