問題
問32
公共交通機関での移動履歴、Webサイトでの商品検索履歴、SNSやブログで発信したデータなど、個人の活動を記録する技術、又は記録そのものを表す用語として、最も適切なものはどれか。
- アクティビティ
- トランザクション
- ライフログ
- レコードキーピング
[出典:ITパスポート試験 令和7年度 問32]
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正解
正解は「ウ」です。
解説
「ライフログ」は、個人の行動や活動、思考などを継続的に記録する技術やその記録のことを指します。たとえば、移動履歴、Webサイトでの閲覧履歴、SNSでの投稿内容、睡眠や運動の記録などがこれに該当します。
近年はスマートフォンやウェアラブルデバイスの普及により、自動的にライフログが記録されることが増えています。これらの記録は、個人の行動分析やマーケティング、健康管理など様々な分野で活用されています。設問では「個人の活動を記録する技術またはその記録」とされており、定義に最も合致するのは「ライフログ」であるため、選択肢ウが正解となります。
ア(アクティビティ):
「活動」全般を指す言葉ですが、記録や技術という意味では曖昧で不適切です。
イ(トランザクション):
主にデータベースの処理単位や金融取引などの意味で使われ、個人の行動履歴を表す用語ではありません。
エ(レコードキーピング):
組織や業務における記録保持を指す用語で、個人の行動履歴とは異なります。
難易度
この問題は、IT関連の用語を正確に理解しているかを問うもので、特に「ライフログ」という言葉に馴染みがあるかがポイントです。選択肢には紛らわしい言葉も含まれますが、用語の基本的な意味を把握していれば比較的容易に解けるため、難易度は「やや易しい」と言えます。
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用語補足
ライフログ:
個人の生活や行動、思考などの情報を記録・蓄積したデータのこと。移動履歴、購買履歴、SNSの投稿などが含まれます。
トランザクション:
主にデータベースで、一連の処理をまとめて実行・確定する単位を指します。例:銀行口座の送金処理など。
対策
ライフログのような新しいIT用語については、用語の意味だけでなく、その活用場面や具体例もあわせて覚えておくことが重要です。また、選択肢の中には他の分野でよく出る用語もあるため、誤用しないようにそれぞれの用途と意味を整理しておきましょう。