ITパスポート試験　令和6年度 [問55]　問題＆解説

問題

問55

システム監査の目的に関する記述として、適切なものはどれか。

• 開発すべきシステムの具体的な用途を分析し、システム要件を明らかにすること
• 情報システムが設置されている施設とその環境を総合的に企画、管理、活用すること
• 情報システムに係るリスクに適切に対応しているかどうかを評価することによって、組織体の目標達成に寄与すること
• 知識、スキル、ツール及び技法をプロジェクト活動に適用することによって、プロジェクトの要求事項を満足させること

[出典：ITパスポート試験 令和6年度 問55]

スポンサーリンク

正解

正解は「ウ」です。

解説

　システム監査の目的は、情報システムに関するリスク管理の適切性を評価し、組織の目標達成を支援することです。そのため、選択肢「ウ」が正解です。

ア(開発すべきシステムの具体的な用途を分析し、システム要件を明らかにすること):
　これはシステム要件定義の活動であり、監査の目的とは異なります。
イ(情報システムが設置されている施設とその環境を総合的に企画、管理、活用すること):
　これは情報システムの運用管理の一環であり、監査の目的ではありません。
エ(知識、スキル、ツール及び技法をプロジェクト活動に適用することによって、プロジェクトの要求事項を満足させること):
　これはプロジェクトマネジメントの目的であり、監査の目的とは異なります。

難易度

普通
　システム監査の基本的な理解が必要であり、ITパスポート試験における標準的なレベルの問題です。

スポンサーリンク

用語補足

システム監査:
　情報システムが適切に運用・管理され、リスクに対処できるよう評価する活動です。例えば、データの安全性や業務プロセスの適切性を確認します。

対策

• システム監査の目的や役割を理解し、リスク管理や組織の目標達成にどのように寄与するかを把握することが重要です。