ITパスポート試験　令和5年度 [問5]　問題＆解説

問題

問5

企業でのRPAの活用方法として、最も適切なものはどれか。

• M&Aといった経営層が行う重要な戦略の採択
• 個人の嗜好に合わせたサービスの提供
• 潜在顧客層に関する大量の行動データからの規則性抽出
• 定型的な事務処理の効率化

[出典：ITパスポート試験 令和5年度 問5]

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正解

正解は「エ」です。

解説

　RPA（Robotic Process Automation）は、定型的な事務作業を自動化する技術です。 人間が行っていたルーチン業務をソフトウェアロボットが代行し、作業の効率化や人的ミスの削減を実現します。 例えば、データ入力や請求書の処理、勤怠管理の集計などがRPAの適用対象となります。 そのため、「定型的な事務処理の効率化」がRPAの最も適した活用方法となります。

• ア (M&Aといった経営層が行う重要な戦略の採択):
  　M&A（企業買収や合併）は経営戦略の一環であり、RPAの活用とは関係ありません。
• イ (個人の嗜好に合わせたサービスの提供):
  　パーソナライズされたサービスの提供は、AIや機械学習を活用する分野であり、RPAの対象とは異なります。
• ウ (潜在顧客層に関する大量の行動データからの規則性抽出):
  　データ分析やマーケティングのための手法であり、RPAではなくデータマイニングやAIの活用が適しています。

難易度

易しい
　RPAの基本的な用途を理解していれば簡単に解答できる問題です。ITに詳しくない人でも、定型業務の自動化という特徴を知っていれば選択できます。

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用語補足

RPA（Robotic Process Automation）：
　業務プロセスを自動化するソフトウェア。人間が行う繰り返し作業をロボットが代行し、作業効率を向上させる。

対策

• RPAの基本的な特徴と、どのような業務に適用できるのかを学ぶとよいです。特に「定型業務の自動化」に関連する業務例を知っておくと役立ちます。