問題
問20
資本活用の効率性を示す指標はどれか。
- 売上高営業利益率
- 自己資本比率
- 総資本回転率
- 損益分岐点比率
[出典:ITパスポート試験 令和5年度 問20]
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正解
正解は「ウ」です。
解説
総資本回転率は、企業の総資本がどれだけ効率的に売上を生み出しているかを示す指標です。この指標は「売上高 ÷ 総資本(総資産)」で算出され、値が大きいほど資本を有効に活用できていることを意味します。したがって、資本活用の効率性を測る指標として適切です。
ア(売上高営業利益率):
営業利益率は、売上高に対する営業利益の割合を示し、企業の収益性を評価する指標です。資本活用の効率性を直接示すものではありません。
イ(自己資本比率):
自己資本比率は、総資本に占める自己資本の割合を示し、企業の財務の安定性を測る指標です。資本の効率性を示すものではありません。
エ(損益分岐点比率):
損益分岐点比率は、売上高に対する損益分岐点の割合を示し、企業の採算ラインを判断する指標です。資本効率とは異なる概念です。
難易度
普通
財務・会計の基本的な指標に関する問題であり、基本的な知識があれば解答可能ですが、会計知識が少ない受験者にはやや難しく感じる可能性があります。
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用語補足
総資本回転率:
企業が総資本(総資産)をどれだけ効率的に売上に変えているかを測る指標です。「売上高 ÷ 総資本」の計算式で求められます。
自己資本比率:
企業の総資本に占める自己資本の割合を示す指標で、「自己資本 ÷ 総資本 × 100%」で計算されます。財務の安定性を測る際に用いられます。
対策
- 財務・会計の基本的な指標を理解し、それぞれの意味や活用方法を整理しておくと良いです。
- 特に「総資本回転率」「自己資本比率」「損益分岐点比率」「営業利益率」などの指標を区別できるようにしましょう。
- 実際の企業の財務データを見て、これらの指標を計算する練習をすると理解が深まります。
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