問題
問14
AI の活用領域の一つである自然言語処理が利用されている事例として、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
- a Webサイト上で、日本語の文章を入力すると即座に他言語に翻訳される。
- b 災害時にSNSに投稿された文字情報をリアルタイムで収集し、地名と災害情報などを解析して被災状況を把握する。
- c スマートスピーカーを利用して、音声によって家電の操作や音楽の再生を行う。
- d 駐車場の出入口に設置したカメラでナンバープレートを撮影し、文字認識処理をし、精算済みの車両がゲートに近付くと自動で開く。
- a, b, c
- a, b, d
- a, c, d
- b, c, d
[出典：ITパスポート試験 令和5年度 問14]
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正解
正解は「ア」です。
解説
この問題は、自然言語処理が活用されている事例を正しく選ぶ問題です。自然言語処理とは、人間が話したり書いたりする自然言語をコンピュータが理解・処理できるようにする技術のことです。
正しい選択肢:
- 選択肢 a: 自然言語処理を活用した自動翻訳技術（例: Google翻訳）に該当します。
- 選択肢 b: SNSの投稿から災害情報を解析し、被災状況を把握する技術は自然言語処理の活用事例です。
- 選択肢 c: スマートスピーカーの音声認識は自然言語処理の応用の一つであり、家電操作などに利用されています。
イ(a, b, d):
d（ナンバープレート認識）は画像認識技術を利用しており、自然言語処理ではありません。
ウ(a, c, d):
bが含まれていないため誤りです。災害情報解析も自然言語処理の活用例です。
エ(b, c, d):
a（翻訳技術）が含まれていないため誤りです。翻訳も自然言語処理の代表例です。
難易度
普通
自然言語処理の活用例を知っていれば容易に解けますが、画像認識などとの区別が求められるため、ITに詳しくない受験者にはやや難しく感じる可能性があります。
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用語補足
自然言語処理（Natural Language Processing, NLP）：
自然言語処理とは、人間が使う言語（日本語や英語など）をコンピュータが理解し、処理できるようにする技術です。具体的な活用例としては、自動翻訳、音声アシスタント（Siri, Google Assistant）、感情分析、要約生成などがあります。
対策
- 自然言語処理と画像認識の違いを理解しておくことが重要です。
- AI技術の分類（機械学習、音声認識、画像認識、自然言語処理など）を整理して覚えると良いでしょう。
