問題
問100
関係データベースにおける結合操作はどれか。
- 表から、特定の条件を満たすレコードを抜き出した表を作る。
- 表から、特定のフィールドを抜き出した表を作る。
- 二つの表から、同じ値をもつレコードを抜き出した表を作る。
- 二つの表から、フィールドの値によって関連付けした表を作る。
[出典:ITパスポート試験 令和5年度 問100]
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正解
正解は「エ」です。
解説
関係データベースにおける結合(ジョイン)操作とは、二つの表(テーブル)を関連するフィールドの値に基づいて結びつけ、新たな表を作成する操作です。この方法により、複数の表に分かれたデータを統合し、意味のある情報を取得することができます。
ア(表から、特定の条件を満たすレコードを抜き出した表を作る):
これは「選択(セレクション)」と呼ばれる操作であり、データのフィルタリングを行うものです。
イ(表から、特定のフィールドを抜き出した表を作る):
これは「射影(プロジェクション)」と呼ばれる操作であり、特定の列(フィールド)のみを取り出すものです。
ウ(二つの表から、同じ値をもつレコードを抜き出した表を作る):
これは「集合演算(INTERSECTなど)」に該当し、結合とは異なります。
難易度
普通
関係データベースの基本概念に関する問題であり、基礎知識を持っていれば解答可能ですが、結合操作の意味を正しく理解していないと誤答しやすいです。
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用語補足
結合(ジョイン):
関係データベースで二つ以上の表を関連付ける操作のことです。代表的な結合には「内部結合(INNER JOIN)」や「外部結合(OUTER JOIN)」があります。
射影(プロジェクション):
特定のフィールド(列)を選択して新たな表を作る操作です。不要なデータを削減し、必要な情報だけを取得するのに利用されます。
対策
- データベースの基本操作(選択、射影、結合)の概念を整理し、違いを明確に理解しておきましょう。
- SQLのJOIN(INNER JOIN, LEFT JOIN, RIGHT JOIN)について具体的なSQL文を学習し、実際にデータを操作する練習をすると理解が深まります。
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