問題
問95
関係データベースで管理された “商品” 表、”売上” 表から売上日が5月中で、かつ、商品ごとの合計額が20,000円以上になっている商品だけを全て挙げたものはどれか。

- 商品A、商品B、商品C
- 商品A、商品B、商品C、商品D
- 商品B、商品C
- 商品C
[出典:ITパスポート試験 令和3年度 問95]
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正解
正解は「ウ」です。
解説
この問題では、関係データベースを使って売上データを集計し、特定の条件を満たす商品を抽出する方法を問われています。関係データベースは、複数の表に分割されたデータを組み合わせて管理する仕組みであり、企業の売上管理や在庫管理などで広く利用されています。
■ 解答に至る手順
- 1. 売上日が5月であるデータを抽出する
まず、売上表から「売上日が5月中であるレコード」のみを取り出します。これにより、5月に販売された商品の売上情報のみが残ります。 - 2. 商品ごとの売上合計を計算する
次に、商品ごとに売上合計を求めます。関係データベースでは「GROUP BY」を使って商品ごとにデータを集計し、「SUM」を使って売上の合計額を計算します。 - 3. 売上合計が20,000円以上の商品のみを選ぶ
最後に、売上合計が20,000円以上の商品のみを抽出します。この条件を満たす商品が問題の解答となります。
ア(商品A、商品B、商品C):
商品Aの売上合計が20,000円未満であるため、条件を満たしません。
イ(商品A、商品B、商品C、商品D):
商品Dの売上合計も20,000円未満であるため、誤りです。
エ(商品C):
商品Cは条件を満たしますが、商品Bも20,000円以上の売上があるため、商品Cのみでは不十分です。
したがって、正解は「ウ(商品B、商品C)」となります。
難易度
普通
関係データベースの集計に関する基本的な知識があれば解答しやすいですが、売上合計を正しく計算できないと誤答する可能性があります。
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用語補足
関係データベース:
複数の表を組み合わせてデータを管理・検索できるデータベースシステム。売上情報や顧客情報の管理に広く使用されます。
集計処理:
データをグループ化し、合計・平均などの統計情報を計算する処理。売上データを集約し、条件に合致するものを特定する際に使用されます。
対策
関係データベースの基本的な集計処理を理解し、商品ごとの売上額を求める方法を整理することが重要です。また、SQLの「GROUP BY」や「SUM」などの集計関数の仕組みを学ぶことで、実際の業務でもデータ分析をスムーズに行えるようになります。