問題
問40
同一難易度の複数のプログラムから成るソフトウェアのテスト工程での品質管理において、各プログラムの単位ステップ数当たりのバグ数をグラフ化し、上限・下限の限界線を超えるものを異常なプログラムとして検出したい。作成する図として、最も適切なものはどれか。
- 管理図
- 特性要因図
- パレート図
- レーダチャート
[出典:ITパスポート試験 令和3年度 問40]
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正解
正解は「ア」です。
解説
問40の正解は「ア」の管理図です。管理図は品質管理の手法の一つで、工程の安定性を監視するために使用されます。管理図には上限・下限の限界線が設定されており、これを超えるデータ点は異常とみなされます。これにより、異常なプログラムを検出することができます。例えば、製品の製造工程で不良品の割合を監視する際に管理図を使用することで、工程の異常を早期に発見し、対策を講じることができます。
イ(特性要因図):
原因と結果の関係を整理するための図であり、異常検出には適していません。
ウ(パレート図):
問題の重要度を視覚化するための図であり、異常検出には向いていません。
エ(レーダチャート):
複数の項目の評価を視覚化するための図であり、異常検出には適していません。
難易度
普通
品質管理の基本的な図表の知識が必要であり、ITパスポート試験の範囲内であるため、初心者でも理解できる問題です。
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用語補足
管理図:
品質管理の手法の一つで、工程の安定性を監視するために使用されます。上限・下限の限界線を設定し、これを超えるデータ点を異常とみなします。
特性要因図:
原因と結果の関係を整理するための図であり、品質管理における問題の原因を視覚化する際に用いられます。
対策
品質管理の基本的な図表の種類と用途を理解し、それぞれの目的に適した図を選択できるようにすることが重要です。特に、管理図は異常検出や品質管理の監視に使用されるため、その特性を把握しておくことで、試験でも適切に判断できるようになります。