問題
問99
IoTデバイスとIoTサーバで構成され、IoTデバイスが計測した外気温をIoTサーバへ送り、IoTサーバからの指示でIoTデバイスに搭載されたモータが窓を開閉するシステムがある。このシステムにおけるアクチュエータの役割として、適切なものはどれか。
- IoTデバイスから送られてくる外気温のデータを受信する。
- IoTデバイスに対して窓の開閉指示を送信する。
- 外気温を電気信号に変換する。
- 窓を開閉する。
[出典:ITパスポート試験 令和2年度 問99]
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正解
正解は「エ」です。
解説
アクチュエータは、センサーからの情報を受け取り、物理的な動作を行うデバイスです。このシステムでは、IoTデバイスが外気温を測定し、IoTサーバへ送信します。その後、IoTサーバがモータに指示を送り、窓を開閉します。アクチュエータの役割は、この最後の「窓を開閉する」動作を行うことです。したがって、正解は「エ」です。
ア(IoTデバイスから送られてくる外気温のデータを受信する):
これはセンサーの役割であり、アクチュエータの役割ではありません。
イ(IoTデバイスに対して窓の開閉指示を送信する):
これはIoTサーバの役割であり、アクチュエータの役割ではありません。
ウ(外気温を電気信号に変換する):
これはセンサーの役割であり、アクチュエータの役割ではありません。
難易度
この問題の難易度は中程度です。IoTシステムの基本構成要素であるセンサーとアクチュエータの役割を理解する必要があります。アクチュエータの具体的な機能を知らないと、選択肢で迷う可能性があります。
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用語補足
IoT:
Internet of Thingsの略で、インターネットを通じて様々なデバイスが接続され、情報を交換するシステムです。例として、スマートホームデバイスが挙げられます。
アクチュエータ:
センサーからの情報を受け取り、物理的な動作を行うデバイスです。例として、モーターやバルブが挙げられます。
対策
この問題を解くためには、IoTシステムの基本的な構成要素であるセンサーとアクチュエータの役割を理解することが重要です。具体的な例を挙げて、センサーが情報を収集し、アクチュエータがその情報を基に物理的な動作を行うことを覚えておくと、問題に対応しやすくなります。