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ITパスポート試験 令和2年度 [問8] 問題&解説

問題

問8

電力会社において、人による検針の代わりに、インターネットに接続された電力メータと通信することで、各家庭の電力使用量を遠隔計測するといったことが行われている。この事例のように、様々な機器をインターネットに接続して情報を活用する仕組みを表す用語はどれか。

  • EDI
  • IoT
  • ISP
  • RFID

[出典:ITパスポート試験 令和2年度 問8]

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正解

正解は「」です。

解説

 正解の「IoT(Internet of Things)」とは、「モノのインターネット」と呼ばれ、さまざまな物理的な機器や装置をインターネットに接続し、データをやり取りできる仕組みのことです。本問では、電力会社が人による検針を行う代わりに、ネットワークに接続された電力メーターが自動で使用量を送信するという具体例が挙げられています。

 これはまさにIoTの代表的な活用例です。IoTの導入によって、人手を介さずにリアルタイムで情報を収集・分析することが可能となり、業務の効率化や新たなサービスの提供に役立っています。
 たとえば、スマート家電がWi-Fiに接続されて遠隔操作できるのもIoTの一種です。日常生活では「スマートスピーカー」や「スマートエアコン」などが身近な例として挙げられます。

  • ア(EDI):
     EDI(Electronic Data Interchange)は、企業間で受発注や請求などの取引データを標準化された形式で電子的にやり取りする仕組みです。IoTのように機器同士が通信するものではありません。
  • ウ(ISP):
     ISP(Internet Service Provider)は、インターネット接続を提供するサービス業者のことで、機器の接続やデータの取得とは関係ありません。プロバイダと呼ばれることもあります。
  • エ(RFID):
     RFID(Radio Frequency Identification)は、ICタグを使って無線で情報を読み書きする技術です。物流管理や入退室管理などに利用されますが、IoTのようなネットワーク接続とは直接的に関係しません。

難易度

 本問は、IoTという代表的なIT用語の定義を理解していれば正解できる比較的易しい問題です。IoTという言葉自体は聞いたことがある人が多いため、実生活での活用例と結びつけて学んでいれば、初心者でも十分に正解できるレベルです。したがって、難易度は「易しい」と言えます。

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用語補足

IoT:
 IoTとは「Internet of Things」の略で、家電や車、工場の機械など、あらゆるモノがインターネットに接続され、情報のやり取りを行う仕組みです。たとえば、外出先からスマホで自宅のエアコンを操作するような機能もIoTの活用例です。

RFID:
 RFIDは「無線周波数識別技術」と呼ばれ、ICタグとリーダーを使って、物や人に付けたタグ情報を非接触で読み取る技術です。物流や入退室管理、在庫管理などに使われています。

対策

 IoTは頻出のキーワードであり、具体的な活用例とともに覚えることが重要です。特に「人手を介さずに機器が自動で通信・制御を行う」という特徴をしっかり理解しましょう。また、EDIやRFIDなど似た略語との違いを整理して覚えておくと正答率が向上します。


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