問題
問34
営業利益を求める計算式はどれか。
- 売上総利益 - (販売費及び一般管理費)
- 売上高 - (売上原価)
- 経常利益 - (特別利益) - (特別損失)
- 税引前当期純利益 - (法人税、住民税及び事業税)
[出典:ITパスポート試験 令和2年度 問34]
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正解
正解は「ア」です。
解説
営業利益とは、企業が本業で得た利益を示す指標です。正解の「ア」は「売上総利益 - (販売費及び一般管理費)」です。売上総利益は、売上高から売上原価を差し引いたもので、企業の本業の収益力を示します。販売費及び一般管理費は、企業が商品を販売するためにかかる費用や、企業の運営に必要な管理費用を指します。
これらを差し引くことで、企業の本業での利益が算出されます。
例えば、ある企業が商品を販売して得た売上が100万円で、その商品の原価が60万円だった場合、売上総利益は40万円です。さらに、販売費及び一般管理費が20万円かかった場合、営業利益は20万円となります。これにより、企業が本業でどれだけの利益を上げているかがわかります。
イ(売上高 - (売上原価)):
これは売上総利益の計算式であり、営業利益の計算式ではありません。
ウ(経常利益 - (特別利益) - (特別損失)):
これは経常利益から特別利益と特別損失を差し引いたもので、営業利益の計算式ではありません。
エ(税引前当期純利益 - (法人税、住民税及び事業税)):
これは税引前当期純利益から法人税、住民税及び事業税を差し引いたもので、営業利益の計算式ではありません。
難易度
この問題の難易度は初心者向けとしては中程度です。営業利益の計算式は基本的な経営指標の一つであり、企業の収益力を評価するために重要です。選択肢の中には似たような計算式が含まれているため、正確に理解していないと間違いやすいです。
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用語補足
売上総利益:
売上高から売上原価を差し引いたもので、企業の本業の収益力を示します。
販売費及び一般管理費:
商品を販売するためにかかる費用や、企業の運営に必要な管理費用を指します。
対策
この問題を解くためには、営業利益の計算式を正確に理解することが重要です。売上総利益や販売費及び一般管理費の意味をしっかりと把握し、企業の収益力を評価するための基本的な経営指標を理解することが対策となります。