問題
問17
複数の企業が、研究開発を共同で行って新しい事業を展開したいと思っている。共同出資によって、新しい会社を組織する形態として、適切なものはどれか。
- M&A
- クロスライセンス
- ジョイントベンチャ
- スピンオフ
[出典:ITパスポート試験 令和2年度 問17]
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正解
正解は「ウ」です。
解説
正解は「ウ」の「ジョイントベンチャ」です。ジョイントベンチャとは、複数の企業が共同で出資し、新しい会社を設立して共同で事業を行う形態のことです。この形態では、各企業が持つ技術や資源を結集し、リスクを分散しながら新しい市場や事業に挑戦することができます。
例えば、A社とB社が共同で新しい技術を開発し、その技術を基に新しい製品を市場に投入する場合、ジョイントベンチャを設立することで、両社の強みを活かしながら効率的に事業を進めることができます。
ア(M&A):
M&Aは企業の合併や買収を指します。これは既存の企業を買収することで事業を拡大する方法であり、新しい会社を設立する形態ではありません。
イ(クロスライセンス):
クロスライセンスは、複数の企業が互いの特許や技術を相互に使用する契約を結ぶことです。これも新しい会社を設立する形態ではありません。
エ(スピンオフ):
スピンオフは、既存の企業が一部の事業を分離して新しい会社を設立することです。これは共同出資による新会社の設立とは異なります。
難易度
この問題の難易度は中程度です。ジョイントベンチャという用語を知っているかどうかがポイントとなりますが、他の選択肢も比較的理解しやすいものです。企業活動や経営戦略に関する基本的な知識があれば、正解を導き出すことができるでしょう。
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用語補足
ジョイントベンチャ:
複数の企業が共同で出資し、新しい会社を設立して共同で事業を行う形態のことです。例えば、A社とB社が共同で新しい技術を開発し、その技術を基に新しい製品を市場に投入する場合などです。
スピンオフ:
既存の企業が一部の事業を分離して新しい会社を設立することです。例えば、A社が新しい技術を開発し、その技術を基に新しい会社を設立する場合などです。
対策
この問題を解くためには、企業活動や経営戦略に関する基本的な知識を身につけることが重要です。特に、ジョイントベンチャやスピンオフなどの用語の意味を正確に理解し、それぞれの特徴を把握することが必要です。また、過去問を活用して実際の問題に慣れることも効果的です。