問題
問1
情報システムの調達の際に作成される文書に関して、次の記述中の a, b に入れる字句の適切な組合せはどれか。
調達する情報システムの概要や提案依頼事項、調達条件などを明示して提案書の提出を依頼する文書は 「a」 である。また、システム化の目的や業務概要などを示すことによって、関連する情報の提供を依頼する文書は 「b」 である。

[出典:ITパスポート試験 令和2年度 問1]
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正解
正解は「ウ」です。
解説
正解は「ウ」の「RFP RFI」です。RFP(Request for Proposal)は、提案依頼書のことで、調達する情報システムの概要や提案依頼事項、調達条件などを明示して提案書の提出を依頼する文書です。これにより、ベンダーから具体的な提案を受け取ることができます。一方、RFI(Request for Information)は、情報提供依頼書のことで、システム化の目的や業務概要などを示すことによって、関連する情報の提供を依頼する文書です。これにより、ベンダーから必要な情報を収集することができます。
ア(RFI RFP):
順序が逆であり、提案依頼書と情報提供依頼書の役割が適切に反映されていません。
イ(RFI SLA):
SLAはサービスレベル合意書であり、情報提供依頼書としては適切ではありません。
エ(RFP SLA):
SLAは情報提供依頼書としては適切ではありません。
難易度
この問題の難易度は普通です。情報システムの調達に関する基本的な知識が必要であり、RFPやRFIの意味を理解していることが求められます。初心者にとってはやや難しいかもしれませんが、ITパスポート試験の範囲内で学習していれば解答可能です。
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用語補足
RFP:
RFP(Request for Proposal)は、提案依頼書のことで、調達する情報システムの概要や提案依頼事項、調達条件などを明示して提案書の提出を依頼する文書です。これにより、ベンダーから具体的な提案を受け取ることができます。
RFI:
RFI(Request for Information)は、情報提供依頼書のことで、システム化の目的や業務概要などを示すことによって、関連する情報の提供を依頼する文書です。これにより、ベンダーから必要な情報を収集することができます。
対策
情報システムの調達に関する文書について正しく理解し、RFPとRFIの役割を区別できるようにしておくことが重要です。また、SLAなど他の調達文書との違いを学び、選択肢を正確に判断できる知識を身につけることで、試験での正答率が向上します。