問題
問90
交通機関、店頭、公共施設などの場所で、ネットワークに接続したディスプレイなどの電子的な表示機器を使って情報を発信するシステムはどれか。
- cookie
- RSS
- デジタルサイネージ
- デジタルデバイド
[出典:ITパスポート試験 令和元年度 問90]
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正解
正解は「ウ」です。
解説
この問題は、公共施設や商業施設などで使われている情報発信システムに関する用語「デジタルサイネージ」の理解を問うものです。
デジタルサイネージとは、駅や空港、商業施設などに設置されたディスプレイや電子看板を通じて、広告や案内情報などをネットワーク経由で配信・表示する仕組みを指します。
従来の紙のポスターに代わり、リアルタイムで情報を更新できる利便性の高い仕組みとして利用が広がっています。映像・画像・テキストを自在に組み合わせて表示できるため、利用者の関心を引くのにも効果的です。
一方、他の選択肢である「cookie」や「RSS」、「デジタルデバイド」は、データ収集やWeb配信、情報格差といった文脈で使われるものであり、公共施設での表示システムには該当しません。
以上から、正解は「ウ:デジタルサイネージ」となります。
- ア(cookie):
Webサイトの利用履歴や設定情報を保存するものであり、公共表示システムとは関係ありません。 - イ(RSS):
Webサイトの更新情報を配信する仕組みですが、表示システムそのものではありません。 - エ(デジタルデバイド):
情報格差を意味する言葉であり、ネットワーク表示システムの用語ではありません。
難易度
この問題は、実際に街中などで目にする「デジタルサイネージ」を知っているかどうかで正答が決まりやすく、日常生活との接点があるため初心者にも比較的易しい問題です。用語の意味を正確に覚えておくことが重要です。
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用語補足
デジタルサイネージ:
駅や商業施設などに設置されているディスプレイを使って、ネットワーク経由で情報や広告を配信・表示するシステムのことです。
cookie:
Webサイトが利用者のブラウザに保存するデータで、ログイン状態の保持や利用履歴の保存などに使われます。
RSS:
Webサイトの更新情報を自動的に配信する仕組みで、ニュースやブログの更新通知などに使われます。
デジタルデバイド:
ITリテラシーや設備の有無による情報格差を指し、特に高齢者や地方と都市の差などが課題とされています。
対策
ITパスポート試験では日常的に見かける技術の名称を問う問題も多いため、街中で目にする情報機器の名称と機能について普段から意識する習慣を持つとよいです。技術用語の意味と実際の利用場面を結びつけて覚えましょう。