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ITパスポート試験 令和元年度 [問75] 過去問解説

問題

問75

アクティビティトラッカの説明として、適切なものはどれか。

  • PCやタブレットなどのハードウェアのROMに組み込まれたソフトウェア
  • 一定期間は無料で使用できるが、継続して使用する場合は、著作権者が金品などの対価を求めるソフトウェアの配布形態の一つ、又はそのソフトウェア
  • ソーシャルメディアで提供される、友人や知人の活動状況や更新履歴を配信する機能
  • 歩数や運動時間、睡眠時間などを、搭載された各種センサによって計測するウェアラブル機器

[出典:ITパスポート試験 令和元年度 問75]

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正解

正解は「」です。

解説

 「アクティビティトラッカ」は、歩数、消費カロリー、運動時間、心拍数、睡眠時間など、ユーザの身体活動や健康に関連する情報をセンサで取得し、記録・管理できるウェアラブル機器の一種です。代表的な製品には、スマートウォッチやリストバンド型の端末があり、日常生活の健康管理や運動量の把握に役立ちます。

 これらのデバイスは加速度センサや心拍センサなどを内蔵し、データをBluetoothなどでスマートフォンに連携させる機能を持ちます。問題文では、「歩数や運動時間、睡眠時間などを、搭載された各種センサによって計測する」とあり、これはアクティビティトラッカの代表的な機能を正確に表しているため、選択肢エが正解となります。

ア(ハードウェアのROMに組み込まれたソフトウェア):
 これは「ファームウェア」の説明であり、アクティビティトラッカとは関係がありません。
イ(対価を求めるソフトウェアの配布形態):
 これは「シェアウェア」の説明であり、アクティビティトラッカの機能とは無関係です。
ウ(ソーシャルメディアでの活動状況の配信):
 これは「アクティビティフィード」などソーシャルメディアに関連する機能であり、身体の活動を記録するアクティビティトラッカとは別物です。

難易度

 この問題はアクティビティトラッカの基本的な定義を知っていれば正解しやすく、IT初学者でも日常生活で見かける製品から連想して答えやすい内容です。消去法を使えば他の選択肢が明らかに異なる内容であるため、難易度はやさしい部類に入ります。

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用語補足

アクティビティトラッカ:
 歩数や睡眠、消費カロリーなどの身体活動をセンサで記録・管理するウェアラブル端末。健康管理やフィットネスに活用されます。

ファームウェア:
 ハードウェアに組み込まれ、機器の基本的な動作を制御するソフトウェア。ROMなどに格納されています。

シェアウェア:
 一部機能を無料で提供し、継続利用には有料登録が必要なソフトウェア。試用版とも言われます。

対策

 アクティビティトラッカの定義や用途、機能を正確に理解することが重要です。また、ファームウェアやシェアウェア、ソーシャル機能など他の用語と混同しないよう、それぞれの特徴を比較しながら学習すると効果的です。


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