問題
問69
ブログにおけるトラックバックの説明として、適切なものはどれか。
- 一般利用者が、気になるニュースへのリンクやコメントなどを投稿するサービス
- ネットワーク上にブックマークを登録することによって、利用価値の高いWebサイト情報を他の利用者と共有するサービス
- ブログに貼り付けたボタンをクリックすることで、SNSなどのソーシャルメディア上でリンクなどの情報を共有する機能
- 別の利用者のブログ記事へのリンクを張ると、リンクが張られた相手に対してその旨を通知する仕組み
[出典:ITパスポート試験 令和元年度 問69]
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正解
正解は「エ」です。
解説
トラックバックとは、自分のブログ記事から他人のブログ記事へリンクを張ったときに、リンク先のブログに通知が送られ、リンクされたことが相手にわかるようにする仕組みです。これにより、相互に関連のある話題や意見を連携しながら展開できる利便性が生まれます。
ブログ同士のコミュニケーション手段として活用され、例えばAさんがBさんの記事を引用し自分のブログで意見を書く際に、Bさんに通知を送ることで相互の読者に文脈を提示できます。この通知機能がトラックバックです。
よって、選択肢「エ」の「別の利用者のブログ記事へのリンクを張ると、リンクが張られた相手に対してその旨を通知する仕組み」が正しい定義となります。
ア(一般利用者が~投稿するサービス):
これはニュース投稿サイトや掲示板サービスの説明に該当し、トラックバックとは無関係です。
イ(ブックマークを登録~共有するサービス):
これはソーシャルブックマークの説明であり、トラックバックとは異なるサービス形態です。
ウ(SNSなどのボタンをクリックして共有):
これはシェアボタンやSNS連携機能の説明であり、トラックバックの通知機能とは異なります。
難易度
トラックバックという用語自体が近年あまり使用されなくなっているため、若年層やSNS主体の世代にはやや難しく感じるかもしれません。しかし、仕組みを知っていれば消去法でも正解にたどり着きやすいため、難易度は中程度といえます。
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用語補足
トラックバック:
ブログ記事に他の記事へのリンクを張ることで、相手に通知が届き、相互に記事の関連性を示すことができる仕組みです。
ソーシャルブックマーク:
WebサイトのURLを保存・共有できるサービス。例:はてなブックマーク、deliciousなど。
シェアボタン:
ブログやWebページに設置され、SNSにリンク付きで情報を共有するためのボタン。FacebookやTwitter連携が主流です。
対策
情報メディア分野では、ブログやSNS、情報共有サービスなどの基本用語と機能を把握することが重要です。特に古くからある用語(トラックバックなど)は一度調べ、現代的なサービスとの違いを整理して覚えておくと効果的です。