問題
問46
システム開発後にプログラムの修正や変更を行うことを何というか。
- システム化の企画
- システム運用
- ソフトウェア保守
- 要件定義
[出典：ITパスポート試験 令和元年度 問46]
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正解
正解は「ウ」です。
解説
ソフトウェア開発において、開発が完了して運用が開始された後でも、利用者からの要望や環境の変更などによってプログラムの修正や改良を行うことがあります。このような活動を「ソフトウェア保守」と呼びます。ソフトウェア保守は、「障害修正（バグ修正）」「機能の追加や改善」「環境変化への対応」などを目的として行われます。
選択肢の中で「システム化の企画」はシステム開発の最上流工程であり、まだ何を開発するかも決まっていない段階の活動です。「システム運用」は、システムを実際に使って業務を行う段階であり、プログラムの修正を含むわけではありません。「要件定義」は、開発前に利用者のニーズを明確にする段階です。
したがって、システム開発後に行うプログラムの修正や変更の作業は、「ソフトウェア保守」と定義され、選択肢「ウ」が正解となります。
ア(システム化の企画):
開発の最初の段階で、業務課題を分析し、情報システム化の方針を立てるもので、保守とは無関係です。
イ(システム運用):
完成したシステムを実務で使い続ける活動であり、システムの変更や修正を行う工程ではありません。
エ(要件定義):
システムに求める仕様を文書化する工程で、運用後の修正作業とは別の段階です。
難易度
この問題は、基本的なソフトウェアライフサイクルに関する知識が問われており、初心者にとっては非常に良い確認問題です。「ソフトウェア保守」という用語の意味さえ知っていれば容易に解答できるため、難易度は易しい部類に入ります。
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用語補足
ソフトウェア保守：
運用中のソフトウェアに対してバグの修正、機能追加、環境変更への対応などを行う活動。例としては、業務ルールの変更によるシステム改修などがあります。
システム化の企画：
業務課題を整理し、情報システムによる解決の方向性を検討する段階。具体的なシステム仕様はまだ定まっていません。
要件定義：
システムが実現すべき業務要件や機能要件、性能要件などを明確にして文書にまとめる工程です。
対策
ソフトウェア開発工程とライフサイクル（企画→要件定義→設計→開発→テスト→運用→保守）を順序立てて覚えることが重要です。各工程の役割を正しく理解しておけば、本問のような用語の意味を問う問題は確実に正解できます。
