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ITパスポート試験 令和元年度 [問29] 過去問解説

問題

問29

SEOに関する説明として、最も適切なものはどれか。

  • SNSに立ち上げたコミュニティの参加者に、そのコミュニティの目的に合った検索結果を表示する。
  • 自社のWebサイトのアクセスログを、検索エンジンを使って解析し、不正アクセスの有無をチェックする。
  • 利用者が検索エンジンを使ってキーワード検索を行ったときに、自社のWebサイトを検索結果の上位に表示させるよう工夫する。
  • 利用者がどのような検索エンジンを望んでいるかを調査し、要望にあった検索エンジンを開発する。

[出典:ITパスポート試験 令和元年度 問29]

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正解

正解は「」です。

解説

 SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)とは、Webサイトを検索結果で上位に表示させるための取り組み全般を指します。検索エンジンは、ユーザーが入力したキーワードに基づいて関連性の高いページを上位に表示します。そこで、検索エンジンに評価されやすいようにWebサイトの構成やコンテンツを工夫することがSEOの主な目的です。

 例えば、サイト内のキーワードの適切な配置、ページの読み込み速度の向上、外部からのリンク(被リンク)の獲得などが該当します。選択肢ウは「キーワード検索を行ったときに、自社のWebサイトを検索結果の上位に表示させるよう工夫する」と述べており、まさにSEOの説明として適切です。

 一方で、他の選択肢はSNSの話やセキュリティ、検索エンジン開発などSEOとは無関係な内容となっています。

ア(SNSに立ち上げたコミュニティ…):
 SNS内の表示に関する話題であり、検索エンジン最適化(SEO)とは関係ありません。

イ(自社のWebサイトのアクセスログ…):
 アクセスログの解析はセキュリティやアクセス分析の分野であり、SEOの直接的な内容ではありません。

エ(検索エンジンを開発する):
 SEOは既存の検索エンジンを対象にする手法であり、検索エンジン自体を開発することは別分野の話です。

難易度

 この問題はSEOという用語を正確に理解していれば容易に解答できる内容です。ITパスポートの出題範囲としても頻出用語の一つであり、日常的にWebを使っている人であればイメージしやすいため、難易度は「易しい」と言えます。

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用語補足

SEO(検索エンジン最適化):
 自社のWebサイトをGoogleなどの検索エンジンで上位に表示させるために、Web構造やキーワード、外部リンクなどを最適化する手法です。

キーワード:
 検索エンジンでユーザーが入力する単語のことで、SEOではこのキーワードに対して関連性の高いコンテンツを作ることが重視されます。

対策

 SEOはITパスポート試験の企業活動分野で頻出の用語です。意味だけでなく、具体的な施策や目的まで整理して理解しておくことが重要です。Webマーケティング関連用語とセットで学習すると効果的です。


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