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ITパスポート試験 令和元年度 [問19] 過去問解説

問題

問19

特定の目的の達成や課題の解決をテーマとして、ソフトウェアの開発者や企画者などが短期集中的にアイディアを出し合い、ソフトウェアの開発などの共同作業を行い、成果を競い合うイベントはどれか。

  • コンベンション
  • トレードフェア
  • ハッカソン
  • レセプション

[出典:ITパスポート試験 令和元年度 問19]

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正解

正解は「」です。

解説

 ハッカソン(Hackathon)とは、「ハック(Hack)」と「マラソン(Marathon)」を組み合わせた造語で、エンジニアやデザイナー、企画者などが集まり、短期間でソフトウェアやサービスのプロトタイプ(試作品)を開発するイベントです。通常、1日から数日にかけて行われ、参加者はチームを組み、課題の解決やアイディアの実現を目指して開発作業を進めます。


 この問題文にある「短期集中的にアイディアを出し合い、ソフトウェアの開発などの共同作業を行う」という特徴は、ハッカソンの定義にぴったり合致します。また、成果を競い合うという点も、ハッカソンにおいてよく見られる審査や表彰制度に関連しています。よって、正解は「ウ」のハッカソンです。

ア(コンベンション):
 コンベンションは会議や大会を指す一般的な用語で、特定のテーマで議論や発表を行う場です。開発競技とは無関係です。

イ(トレードフェア):
 トレードフェアは企業が製品やサービスを展示・紹介する見本市や展示会であり、共同開発や競争を行うイベントではありません。

エ(レセプション):
 レセプションは歓迎会や懇親会など、交流目的のイベントを指します。開発や競争要素は含まれません。

難易度

 この問題は、ITやソフトウェア業界で使われるイベント用語「ハッカソン」の基本的な定義を知っていればすぐに答えられる問題です。実務経験やニュースで聞いたことがある人にとっては易しく感じられますが、初学者にはやや馴染みのない言葉かもしれません。

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用語補足

ハッカソン:
 ソフトウェア開発者やデザイナーなどが集まり、短時間でプロトタイプを開発するイベント。新しいアイデアや技術の実験の場としても活用されます。

プロトタイプ:
 製品やサービスの試作品。機能や使い勝手を検証する目的で開発され、フィードバックを得るために使われます。

対策

 ハッカソン、トレードフェア、レセプションなどのIT業界でよく使われるビジネスイベント用語の定義を整理し、特徴の違いを明確にしておくと本問のような問題に対応できます。用語と内容をセットで覚える学習が効果的です。


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