問題
問14
CADの説明として、適切なものはどれか。
- アナログ信号をデジタル信号に変換する回路のこと
- 建築物、工業製品などの設計にコンピュータを用いること
- 光を電気信号に変換する撮像素子のこと
- 文字、画像、音声などのデータを組み合わせて一つのコンテンツを作ること
[出典:ITパスポート試験 令和元年度 問14]
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正解
正解は「イ」です。
解説
正解は「イ」です。CAD(Computer-Aided Design)は、コンピュータを利用して建築物や工業製品などの設計を行う技術です。CADを用いることで、設計の精度を向上させたり、設計データを容易に変更・共有できるようになります。
例えば、建築設計では図面をデジタル化して管理し、修正を効率的に行うことができます。また、製造業では部品の設計や解析にCADが活用されており、3Dモデリングの作成にも利用されます。
ア(アナログ信号をデジタル信号に変換する回路のこと):
これはA/D変換(アナログ・デジタル変換)の説明であり、CADとは異なります。
ウ(光を電気信号に変換する撮像素子のこと):
これはCCD(電荷結合素子)やCMOSセンサーの説明であり、CADとは異なります。
エ(文字、画像、音声などのデータを組み合わせて一つのコンテンツを作ること):
これはマルチメディアコンテンツ制作の説明であり、CADとは関係ありません。
難易度
この問題の難易度は初級レベルです。CADは設計分野で広く使われているため、基本的な知識として知っておくべき用語です。CADの用途を具体的にイメージできれば、比較的容易に正解を選ぶことができます。しかし、A/D変換やCMOSセンサーといった関連する技術と混同しないよう注意が必要です。
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用語補足
CAD:
Computer-Aided Designの略で、建築や製造業の設計作業をコンピュータで支援する技術です。2Dや3Dの図面作成が可能で、設計ミスを減らすメリットがあります。
CCDセンサー:
光を電気信号に変換する撮像素子であり、カメラや画像処理装置に使用されます。CADとは異なる技術です。
対策
CADはITパスポート試験で頻出の用語ですので、基本的な概念と用途を理解しておくことが重要です。また、A/D変換や撮像素子など、似た技術と混同しないようにするため、設計関連のIT用語を体系的に学ぶことをおすすめします。