問題
問86
以下のうち、「SQL」におけるSELECT文の役割として最も適切なものはどれか。
- データを更新する
- データベースを削除する
- 指定した条件でデータを検索・取得する
- 新しいテーブルを作成する
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正解
正解は「ウ」です。
解説
正解は「指定した条件でデータを検索・取得する」です。SQL(Structured Query Language)は、データベースを操作するための言語であり、その中でSELECT文は最も基本的かつ重要なコマンドです。SELECT文はデータベース内のテーブルから必要なデータを検索し、取得する役割を持っています。
例えば、顧客リストから特定の地域に住む顧客だけを抽出したい場合などに使います。条件を指定して必要なデータだけを取り出せるため、大量のデータから欲しい情報を素早く見つけ出すことが可能です。
日常の例で言うと、大きな本棚から「タイトルが○○の本を探して持ってくる」行為に似ています。これに対して他の選択肢は、データの更新、削除、新規作成という別の役割を担っており、SELECT文の役割とは異なります。
ア(データを更新する):
データを更新する操作はUPDATE文の役割であり、SELECT文とは別の命令です。
イ(データベースを削除する):
データベースやテーブルを削除するのはDROP文などで行い、SELECT文ではありません。
エ(新しいテーブルを作成する):
新しいテーブルの作成はCREATE文が担当し、SELECT文はデータの取得に限定されます。
難易度
この問題はSQLの基本的なコマンドの役割を理解しているかを問う問題です。SQLはデータベース操作の基礎であり、特にSELECT文は多くのシステムで頻繁に使われるため、初心者でも最初に覚えておくべき重要な内容です。各コマンドの目的を正しく理解することが難易度のポイントです。
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用語補足
SQL:
データベースを操作するための言語です。データの検索、更新、削除、作成など様々な操作を行うことができます。例:顧客情報を管理するシステムで使われます。
SELECT文:
データベースからデータを検索し取得するためのSQL文です。例:特定の条件に合う商品リストを表示するときに使います。
UPDATE文:
既存のデータを変更するためのSQL文です。例:商品の価格を変更する際に使われます。
対策
SQLの基本構文であるSELECT文の役割をしっかり理解することが大切です。問題集や実際のデータベースを使った練習を通じて、各SQL文の目的や書き方を身につけましょう。基礎知識があれば応用問題にも対応しやすくなります。