問題
問85
次のうち、Excelなどで使われる「VLOOKUP関数」の主な用途として最も適切なものはどれか。
- 表の中から条件に一致するデータを検索する
- 数値の合計を求める
- 複数の条件を一度に判定する
- グラフの種類を選択する
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正解
正解は「ア」です。
解説
正解は「表の中から条件に一致するデータを検索する」です。VLOOKUP関数は、Excelで非常に良く使われる関数の一つで、縦方向（Vertical）に並んだ表から特定の条件に合うデータを探し出すために使います。
例えば、社員番号から社員の名前や部署を調べる場合、社員番号が条件となり、対応する情報を表の中から検索します。VLOOKUPは「縦方向の検索」を意味し、指定した検索値に一致する行を見つけて、その行の指定した列の値を返します。
これにより、手動で探す手間を省き、大量のデータを効率的に処理できます。日常生活の例で言えば、図書館のカード検索で「本のタイトル」から「著者名」を調べるような操作に似ています。対して、他の選択肢は別の関数や操作で、VLOOKUPの役割とは異なります。
イ(数値の合計を求める):
数値の合計を求めるのはSUM関数などの役割であり、VLOOKUP関数の用途ではありません。
ウ(複数の条件を一度に判定する):
複数条件の判定はIF関数やAND関数などで行い、VLOOKUPは単一の検索条件に基づくデータ検索が主な用途です。
エ(グラフの種類を選択する):
グラフの種類選択はExcelのグラフ作成機能の操作であり、関数の機能ではありません。
難易度
この問題はExcelの基本的な関数の用途を理解しているかを問う問題です。VLOOKUPは特にビジネスの現場でよく使われるため、初学者にとっては重要な知識です。選択肢が他のExcelの機能や関数と混ざっているため、各関数の役割の違いをはっきり理解できているかがポイントです。
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用語補足
VLOOKUP関数：
Excelで縦方向に並んだ表から特定の値を検索し、同じ行の別の列のデータを取得する関数です。例えば、社員番号から名前を調べる場合に使います。
SUM関数：
複数の数値を合計する関数で、家計簿や売上管理などでよく使われます。例：セルA1からA5までの合計を計算。
IF関数：
条件を判定し、真の場合と偽の場合で異なる値を返す関数です。例えば、テストの点数が60点以上なら「合格」、未満なら「不合格」と表示します。
対策
VLOOKUP関数の用途をしっかり覚えることが重要です。Excel関数は似た機能が多いため、代表的な関数の使い方や役割を繰り返し学習してください。また、実際にExcelを操作して練習することで理解が深まります。問題集やオンライン教材を活用して、各関数の違いを明確にしましょう。
