問題
問8
IPv6アドレスの表記例として適切なものはどれか。
- 192.168.0.1
- 10.0.0.255
- fe80::1
- 255.255.255.0
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正解
正解は「ウ」です。
解説
この問題は、IPv6アドレスの表記形式に関する知識を問うものです。正解の「fe80::1」は、典型的なIPv6アドレスの記述方法であり、16進数を使い、8つのセグメントに分かれた構造を持ちます。
また、「::」は連続するゼロを省略する記法で、IPv6特有のものです。 一方、他の選択肢はいずれもIPv4アドレスの形式です。
例えば「192.168.0.1」や「10.0.0.255」はよく見られるIPv4のプライベートアドレスです。「255.255.255.0」はサブネットマスクとして用いられることが多く、IPv6アドレスの形式ではありません。 このように、アドレスの表記方法からIPv4とIPv6を見分けられるようにしておくことが重要です。日常的にはまだIPv4が主流ですが、今後の技術や試験ではIPv6の理解も求められます。
ア(192.168.0.1):
IPv4のプライベートアドレスであり、IPv6アドレスではありません。
イ(10.0.0.255):
こちらもIPv4のプライベートアドレスの一種で、IPv6形式とは異なります。
エ(255.255.255.0):
これはIPv4のサブネットマスクとして使われる数値で、アドレスそのものではなくIPv6とも無関係です。
難易度
この問題は基礎的な知識があれば正解できる易しいレベルです。IPv4とIPv6の表記の違いが明確であるため、アドレス表記の構造を理解していれば判断に迷うことは少ないでしょう。
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用語補足
IPv4:
現在主流のインターネットプロトコルで、32ビットのアドレス空間を使用し、アドレスは「192.168.1.1」のように表記されます。
IPv6:
IPv4のアドレス枯渇問題に対応するために開発された新しいプロトコル。128ビットのアドレスを使用し、例として「fe80::1」のような形式があります。
サブネットマスク:
IPアドレスをネットワーク部とホスト部に分けるために使う情報で、IPv4の設定時によく用いられます。「255.255.255.0」などの形式があります。
対策
IPv4とIPv6のアドレス表記の違いを明確に理解しておくことが重要です。特にIPv6では「::」など独自の省略記法が使われるため、特徴的な記述パターンに慣れておきましょう。基本的なIPアドレスの例を多数見て覚えるのが効果的です。