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【最新版】ITパスポート試験 | 予想問題(テクノロジ) [問75] 模擬試験で最短合格!

問題

問75

次のうち、ソフトウェア開発において「オープンソースソフトウェア(OSS)」の利点として最も適切なものはどれか。

  • 無料で必ずサポートを受けられる
  • すべてのソフトウェアが企業向けに最適化されている
  • ソースコードを確認・改変して自由に利用できる
  • 有料でしか利用できない

正解

正解は「」です。

解説

 正解は「ウ」です。オープンソースソフトウェア(OSS)の最大の特徴は、ソースコードが公開されており、誰でもそれを自由に閲覧・改変・再配布できる点にあります。つまり、開発者や利用者は、そのソフトウェアがどのように動作しているのかを理解し、自分の用途に合わせて自由に変更できるのです。これは、市販のソフトウェア(クローズドソース)では通常許可されていないことです。

  たとえば、料理のレシピが全て公開されていて、自分好みにアレンジできるようなものと考えると分かりやすいです。誰かがそのレシピを改良したら、その改良されたレシピを他の人もさらに活用できるという形で、知識と技術が循環していきます。 また、多くのOSSは無料で提供されており、世界中のエンジニアによって改善が重ねられていくため、高品質でセキュリティ的にも信頼できるものが多数存在します。

 代表的な例には、Linux、Apache、Firefoxなどがあります。このようにOSSは、学習・開発・改良といった多様な活用が可能な柔軟性の高いソフトウェア形態なのです。

  • ア(無料で必ずサポートを受けられる):
     OSSは無料で利用できることが多いですが、サポートは必ずしも保証されていません。基本的には自己責任で利用するもので、サポートが必要な場合は有料のサービスを契約することが一般的です。
  • イ(すべてのソフトウェアが企業向けに最適化されている):
     OSSは個人や非営利団体のために開発されたものも多く、必ずしも企業向けに最適化されているとは限りません。用途や設計思想もさまざまで、企業向けでないものも多く存在します。
  • エ(有料でしか利用できない):
     OSSはその本質として無償で提供されることが多く、有料でしか利用できないというのはOSSの特徴と真逆です。有償サポートは存在しますが、ソフトウェア自体の利用は無料が基本です。
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難易度

 この問題の難易度は「やや易しい」です。OSSに関する基本的な理解があれば正解できる問題であり、IT初心者でもソフトウェアの分類と特徴を学んでいれば対応可能です。ただし、OSSの意味やメリットを理解していない場合は誤答する可能性もあります。

用語補足

オープンソースソフトウェア(OSS):
ソースコードが一般に公開されていて、自由に改変・配布できるソフトウェアのことです。たとえば「誰でも自由にアレンジできる公開レシピ」のようなイメージです。

ソースコード:
プログラムがどのように動くかを書いた設計図のようなものです。料理で言えばレシピに相当し、これが見えるとその中身を理解したり変えたりできます。

クローズドソース:
ソースコードが非公開のソフトウェアで、一般の人は中身を確認できません。市販ソフトや企業独自のアプリなどがこれにあたります。

対策

 オープンソースソフトウェアの特徴やメリットについて、具体的な例とともに理解しておくことが重要です。また、OSSとクローズドソースの違いや、それぞれの利点・欠点を整理して覚えておくと他の問題にも応用が利きます。LinuxやFirefoxなどの代表例を押さえるのも効果的です。


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