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【最新版】ITパスポート試験 | 予想問題(テクノロジ) [問68] 模擬試験で最短合格!

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問題

問68

次の表は、3つのデータセンターの稼働率と障害件数を示している。最も信頼性が高いと判断できるセンターはどれか。

センター稼働率(%)障害件数
A99.85
B99.92
C99.71
  • A
  • B
  • C
  • 全て同じ

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正解

正解は「」です。

解説

 最も信頼性が高いと判断できるのは「B」のデータセンターです。信頼性を判断する際に重要なのは「稼働率」と「障害件数」の両方を総合的に考慮することです。稼働率はシステムや設備が正常に動作している割合を示し、数値が高いほど信頼性が高いことを意味します。

 この問題の表では、Bの稼働率が99.9%と最も高く、これは全体の中で最も安定して稼働していることを表しています。また、障害件数もBが2件とAの5件、Cの1件と比較して少なくはありませんが、稼働率の高さを考慮すると障害があっても迅速に対応し、全体の安定性を保っていると考えられます。

 一方、Cは障害件数は1件と最も少ないものの、稼働率が99.7%と最も低いため、長時間の停止や不安定さがあった可能性があります。Aは障害件数が多く、稼働率もBより低いため信頼性は相対的に劣ります。

 日常の例でいうと、稼働率は「お店が開いている時間の割合」、障害件数は「トラブル回数」と捉えられます。お店が長時間営業していてトラブルが少ないお店が最も信頼できるというイメージです。したがって、全体を見て最も高い稼働率を持つBが最も信頼性が高いと判断されます。

  • ア(A):
     稼働率は99.8%と高いですが、障害件数が5件と多く、信頼性がBより劣ると判断されます。
  • ウ(C):
     障害件数は1件と最も少ないですが、稼働率が99.7%と最も低いため、長時間の停止があった可能性があり信頼性は劣ります。
  • エ(全て同じ):
     稼働率と障害件数に差があるため、全て同じと判断することはできません。

難易度

 この問題は、稼働率と障害件数という2つの指標を理解し、信頼性の評価に結びつけられるかが問われるため、初心者にはやや考える必要がある問題です。数字の比較だけでなく、両者のバランスを考慮する力が求められます。基本的な知識があれば解けますが、慣れていないと迷う場合もあります。

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用語補足

稼働率:
システムや設備が正常に動作している時間の割合です。例えば、100時間中99.9時間正常に動けば稼働率は99.9%となります。

障害件数:
システムや設備で問題が発生した回数を指します。多いほど信頼性が低い可能性があります。

信頼性:
システムやサービスが安定して動作し続ける能力です。稼働率が高く障害件数が少ないほど信頼性が高いと判断されます。

対策

 信頼性を判断する際は、稼働率と障害件数の両方を総合的に考える練習をしましょう。単に数字の大小だけでなく、両者の関係性を理解することで、正確な評価力が身につきます。過去問や類題を繰り返し解くことが効果的です。