問題
問65
次のうち、情報モラルに関する行為として最も適切なものはどれか。
- 著作権を確認してから他者の画像を使用する
- 引用元を明示せずに他人の文章を掲載する
- 他人のパスワードを推測してログインする
- 許可なく他人のファイルをコピーして共有する
正解
正解は「ア」です。
解説
正解は「著作権を確認してから他者の画像を使用する」です。情報モラルとは、情報を扱う際に守るべき倫理的なルールやマナーのことを指します。特にインターネット上では、他人の著作物を無断で使用することは法律で禁止されており、著作権を尊重することが重要です。著作権を確認し、許可を得たり適切に利用条件を守ったりすることで、トラブルを防ぎ、他者の権利を尊重する行為になります。
日常生活に例えると、他人の家のものを勝手に使わないのと同じで、著作物も勝手に使うのはルール違反です。一方、他の選択肢は情報モラルに反する行為であり、引用元を明示せず文章を掲載することは盗用になり、他人のパスワードを推測してログインすることや許可なくファイルを共有することはプライバシー侵害や不正アクセスに当たります。したがって、著作権を確認してから使うことが正しい情報モラルの実践です。
- イ(引用元を明示せずに他人の文章を掲載する):
他人の文章を無断で使用し、出典を示さないのは著作権侵害や盗用にあたり、情報モラル違反です。 - ウ(他人のパスワードを推測してログインする):
これは不正アクセス行為に該当し、法律違反かつ情報モラルに反します。 - エ(許可なく他人のファイルをコピーして共有する):
本人の許可なくファイルをコピー・共有することはプライバシー侵害や著作権侵害にあたり、不適切な行為です。
難易度
この問題は情報モラルの基本的な理解を問うもので、特に著作権や個人情報の取り扱いについて知識があれば解答しやすい内容です。初心者でも普段からネットを使っている人なら比較的簡単に答えられるため、基本レベルの問題といえます。
用語補足
著作権：
創作した作品の作者に与えられる権利で、無断でコピーや使用を禁止しています。例えば、音楽や写真、文章などが対象です。
情報モラル：
インターネットや情報機器を利用する際に守るべき倫理的なルールやマナーのことです。例えば、他人の情報を勝手に使わないことなどが含まれます。
不正アクセス：
許可なく他人のコンピュータやアカウントにアクセスする行為を指します。これは法律で禁止されており、例えば他人のパスワードを推測して使うことが該当します。
対策
情報モラルの基礎を理解するためには、著作権や個人情報保護、不正アクセス禁止法などの基本的な法律やルールを学ぶことが大切です。具体例を知り、実際のネット利用でどの行為が適切か判断できるように過去問や模擬問題を活用して練習しましょう。
