問題
問62
次の表は、4人の入力速度と正確率を示している。最も効率よく入力できる人物は誰か。
名前 | 1分あたりの入力数 | 正確率(%) |
---|---|---|
A | 300 | 92 |
B | 280 | 96 |
C | 320 | 88 |
D | 290 | 94 |
- A
- B
- D
- C
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正解
正解は「エ」です。
解説
正解は「D」です。問題は「最も効率よく入力できる人物」を選ぶものです。効率の良さは「入力速度」と「正確率」の両方を考慮しなければなりません。単に入力数が多いだけでは誤入力が多ければ効率は悪くなりますし、逆に正確率が高くても入力速度が遅ければ効率が落ちます。
効率を計算するには、1分あたりの実際に正確に入力できる文字数を求めます。具体的には「入力速度 × 正確率(%)」で計算します。
各人を計算すると、
- Aは300 × 0.92 = 276
- Bは280 × 0.96 = 268.8
- Cは320 × 0.88 = 281.6
- Dは290 × 0.94 = 272.6
この結果、最も効率よく入力できるのは「C」で281.6文字です。日常の例えで言えば、速さだけでなくミスの少なさも大切で、速くてミスが多い人よりは、少し遅くても正確な人の方が仕事の成果が良いことに似ています。このように複数の要素を組み合わせて評価する問題は実務でもよくあるので、計算の仕方をしっかり理解しておくことが大切です。
- ア(A):
入力速度は300と速いですが正確率が92%なので実質的な効率は276文字で、Cの281.6より低いため誤りです。 - イ(B):
正確率は96%と高いですが速度が280なので実際に正確に入力できる数は268.8文字で最も効率的ではありません。 - ウ(D):
速度は290で正確率は94%ですが、計算すると272.6文字となりCの281.6文字に及ばないため間違いです。
難易度
この問題は「速度」と「正確率」の両方を掛け合わせて効率を計算する必要があるため、初心者にはやや難しい問題です。単純な比較ではなく計算を行うため、計算力と論理的な思考が必要です。しかし、基本的な掛け算の理解があれば解けるため、繰り返し練習することで克服可能です。
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用語補足
入力速度:
1分間にどれだけの文字や数字を入力できるかを示す数値です。例えば、タイピングテストでの「1分間に打てる文字数」がこれに当たります。
正確率:
入力した内容のうち正しく入力できた割合をパーセントで表したものです。100%に近いほど誤入力が少なく、正確性が高いことを意味します。
効率:
労力に対して得られる成果の割合です。この問題では、「入力速度」と「正確率」を掛け合わせた実際に正確に入力できる文字数が効率を示しています。
対策
速度だけでなく正確率も考慮した計算問題に慣れることが大切です。速度と正確率の関係性を理解し、掛け算を用いた効率の計算練習を繰り返すことで、実務での評価力も向上します。基本的な計算力を身につけることが解答への近道です。