問題
問58
ファイアウォールの主な役割として最も適切なものはどれか。
- ハードディスクの温度管理
- データベースの正規化
- メモリの使用量の最適化
- 不正なアクセスを検出・遮断する
正解
正解は「エ」です。
解説
正解は「不正なアクセスを検出・遮断する」です。ファイアウォールとは、コンピュータやネットワークを外部からの不正なアクセスや攻撃から守るための防御装置やソフトウェアのことです。具体的には、ネットワークの出入り口である通信の流れを監視し、あらかじめ設定されたルールに基づいて安全でない通信をブロックします。
たとえば、家の門番のような役割で、不審な訪問者を入れないようにするイメージです。これにより、悪意あるハッカーやウイルスからの侵入を防ぎ、情報漏洩やシステムの破壊を防止します。一方で、選択肢の「ハードディスクの温度管理」や「データベースの正規化」、「メモリの使用量の最適化」は、ファイアウォールの役割とは異なり、それぞれ別の分野や技術の役割です。
ファイアウォールは主にネットワークのセキュリティ対策として非常に重要な存在であり、現代の情報システムの安全性を確保する基盤となっています。
- ア(ハードディスクの温度管理):
ハードディスクの温度管理はハードウェアの監視や制御の領域であり、ファイアウォールの機能とは無関係です。 - イ(データベースの正規化):
データベースの正規化はデータの重複を減らし整合性を保つ手法で、ファイアウォールの役割ではありません。 - ウ(メモリの使用量の最適化):
メモリ使用量の最適化はシステムの性能管理に関するものであり、ファイアウォールの機能ではありません。
難易度
この問題はファイアウォールの基本的な役割を問うものであり、IT初心者でも理解しやすい内容です。ファイアウォールはセキュリティの基本用語なので、実際にネットを使う経験があれば解答しやすい問題です。
用語補足
ファイアウォール:
ネットワークの安全を守るため、不正アクセスを防ぐ仕組みです。家の門番のように通信をチェックし、怪しい通信をブロックします。
データベースの正規化:
データを効率よく管理するため、重複や矛盾を減らす整理の手法です。例えば、住所録の情報を重複なく整理します。
メモリ:
コンピュータの作業台のような場所で、作業中のデータやプログラムを一時的に保存します。効率的なメモリ使用は処理速度に関係します。
対策
ファイアウォールの役割やネットワークセキュリティの基本用語をしっかり覚えましょう。入門書やネットワーク関連の基礎知識を学ぶことで、他のセキュリティ機器や概念との違いも理解しやすくなります。実際の設定例や利用シーンに触れるのも効果的です。