問題
問50
次の表は、4つのセンサーデバイスの消費電力とデータ送信頻度を示している。最も省電力で動作するセンサーはどれか。
デバイス | 消費電力(W) | 送信頻度(回/時) |
---|---|---|
A | 0.2 | 4 |
B | 0.5 | 5 |
C | 0.8 | 6 |
D | 1.0 | 3 |
- A
- B
- C
- D
正解
正解は「ア」です。
解説
この問題の正解は「A」です。消費電力の観点で最も省エネルギーで動作するセンサーを選ぶには、単純に「消費電力(W)」が最も低いものを選べばよいです。表によると、センサーAは消費電力が0.2Wであり、他のB(0.5W)、C(0.8W)、D(1.0W)よりも低いため、省電力であると判断できます。
送信頻度が高いほど電力消費が増える可能性はありますが、ここでは送信頻度の回数が少なくても消費電力が高いセンサーより、消費電力そのものが低いAが最も省エネです。例えば、電池で動く懐中電灯の消費電力が小さいものほど長持ちするのと同じイメージです。したがって、最も省電力で動作するセンサーはAです。
- イ(B):
消費電力が0.5WとAの0.2Wより高いため、省電力とは言えません。 - ウ(C):
消費電力が0.8Wと高く、送信頻度も6回/時と多いため省エネではありません。 - エ(D):
消費電力が1.0Wと最も高く、送信頻度は少ないものの、消費電力自体が大きいです。
難易度
この問題は消費電力の数値を比較するだけの基礎的な内容なので、IT初心者でも取り組みやすい問題です。数字の読み取りと基本的な省エネの理解があれば解答可能で、特別な計算や知識を必要としません。
用語補足
消費電力:
電気機器が動作するときに使う電力量のことで、単位はワット(W)です。消費電力が低いほど電気の使用量が少なく、省エネにつながります。例えば、LEDライトは白熱灯より消費電力が少ないです。
送信頻度:
センサーなどが一定時間内にデータを送信する回数を指します。頻度が高いほどデータの更新が多いですが、電力消費も増えやすくなります。例えば、スマホが頻繁に通知を受け取るイメージです。
省電力:
電力の消費を抑えることや、そのための工夫を指します。バッテリーの持ちを良くしたり、電気代を節約する目的で重要な考え方です。例えば、省電力モードの家電製品があります。
対策
この種の問題は表の数値を正しく読み取り、比較する力が重要です。消費電力や送信頻度の意味を理解し、省エネの観点からどれが最適かを判断できるよう、基礎的な知識と数字の読み取り練習を行いましょう。