問題
問47
以下のうち、コンピュータウイルスの主な特徴として最も適切なものはどれか。
- 他のプログラムやファイルに感染し、自己複製する
- マルチタスク処理を実現する機能
- 記憶媒体に自動バックアップを行うソフト
- ファイルを暗号化して通信するツール
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正解
正解は「ア」です。
解説
コンピュータウイルスの主な特徴は「他のプログラムやファイルに感染し、自己複製する」ことです。ウイルスは生物のウイルスのように、感染し増殖する性質を持ち、感染したプログラムやファイルに自身のコードを埋め込みます。その結果、感染したプログラムを実行するたびにウイルスも動作し、さらに他のプログラムやファイルに感染を広げていきます。これはあたかも風邪のウイルスが人から人へ移るようなイメージです。
一方、マルチタスク処理は複数の処理を同時に行うための機能であり、ウイルスとは関係ありません。また、自動バックアップやファイル暗号化はウイルスの特徴ではなく、それぞれ別の目的のソフトウェアやツールの機能です。したがって、正しくウイルスの特徴を理解するには、感染し自己複製する性質に注目する必要があります。
- イ(マルチタスク処理を実現する機能):
マルチタスク処理は複数の処理を同時に実行する機能であり、ウイルスの特徴ではありません。 - ウ(記憶媒体に自動バックアップを行うソフト):
自動バックアップはデータの保護を目的とした機能であり、ウイルスの動作とは無関係です。 - エ(ファイルを暗号化して通信するツール):
ファイル暗号化はセキュリティ対策の一種であり、ウイルスそのものの特徴とは異なります。
難易度
この問題はコンピュータウイルスの基本的な特徴を問うもので、IT初心者でもウイルスの概念を知っていれば解ける内容です。ウイルスの感染や自己複製の仕組みを理解しているかどうかがポイントであり、基礎的なセキュリティ知識を問う初級レベルの問題です。
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用語補足
コンピュータウイルス:
他のプログラムやファイルに感染し、自分自身を複製して広がる悪意のあるソフトウェアです。例えると風邪のウイルスのように感染を広げます。
マルチタスク処理:
コンピュータが複数の処理を同時に行う技術です。たとえば、音楽を聴きながら文章を作成することができます。
バックアップ:
重要なデータを別の場所に複製して保存し、万が一のときに復元できるようにすることです。例えば写真データを外付けハードディスクに保存することです。
対策
コンピュータウイルスの基本的な特徴と感染の仕組みを理解することが重要です。セキュリティの基礎知識を身につけ、ウイルス対策ソフトの導入や定期的な更新、怪しいファイルの取り扱いに注意することが効果的な対策となります。