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【最新版】ITパスポート試験 | 予想問題(テクノロジ) [問30] 模擬試験で最短合格!

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問題

問30

ビットマップ画像とベクター画像の違いとして最も適切なものはどれか。

  • ビットマップ画像は拡大しても劣化しない
  • ベクター画像は写真に適している
  • ベクター画像は図形情報を数式で記録するため拡大しても劣化しにくい
  • ビットマップ画像は数式で記録されるため容量が小さい

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正解

正解は「」です。

解説

 正解は「ウ」の「ベクター画像は図形情報を数式で記録するため拡大しても劣化しにくい」です。ベクター画像は、線や形、色などを数式や座標で記録しています。そのため、どれだけ拡大しても滑らかに描画され、画像がぼやけたり、ギザギザになったりしません。

 たとえば地図のアプリやロゴマークなどで使われることが多く、画面サイズに応じてくっきり表示されるのが特徴です。これに対してビットマップ画像(ラスター画像)は、画像を細かい点(ピクセル)の集まりとして記録しています。写真や詳細な画像に適してはいますが、拡大するとピクセルの粒が見えて画像が粗くなることがあります。

 例えばスマホで写真をズームしたときに、画像が荒くなるのはビットマップ画像であるためです。このように、用途や表示方法によってビットマップ画像とベクター画像を使い分けることが重要です。

  • ア(ビットマップ画像は拡大しても劣化しない):
     ビットマップ画像は拡大するとピクセルが引き伸ばされるため、画像がぼやけたりギザギザになったりして劣化します。したがって、この説明は誤りです。
  • イ(ベクター画像は写真に適している):
     ベクター画像は図形や線を扱うのに適していますが、色のグラデーションや細かなディテールのある写真には不向きです。写真にはビットマップ画像の方が適しています。
  • エ(ビットマップ画像は数式で記録されるため容量が小さい):
     ビットマップ画像は画像の全ピクセル情報を保存するため、解像度が高いとデータ容量が大きくなります。数式で記録されるのはベクター画像であり、通常ベクター画像の方が容量が小さいです。

難易度

 本問は「ビットマップ画像」と「ベクター画像」の基本的な特徴を理解しているかを問う問題です。用語さえ知っていれば解きやすく、計算や複雑な処理は不要です。そのため、IT初心者にとっても比較的易しい部類の問題といえます。

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用語補足

ビットマップ画像:
ビットマップ画像は、画像を小さな点(ピクセル)の集まりとして表現する方式です。たとえば、写真やスクリーンショットなどはビットマップ画像で、ズームすると画質が劣化します。

ベクター画像:
ベクター画像は、図形や線などを数式や座標を使って記録する方式です。拡大・縮小しても劣化せず、ロゴやアイコン、図面などによく使われます。

ピクセル:
ピクセルは、デジタル画像を構成する最小単位の点のことです。画素とも呼ばれ、画像の解像度や画質はピクセル数に大きく影響されます。

対策

 この問題を解くには、ビットマップ画像とベクター画像の違いを図解や具体例で学ぶのが効果的です。特に「写真向きなのはビットマップ」「ロゴ向きなのはベクター」という視点で覚えると理解しやすくなります。出題頻度が高いテーマなのでしっかり整理しておきましょう。