問題
問20
次の表は、4つのネットワークトポロジに関する特徴をまとめたものである。スター型に該当するものはどれか。
トポロジ | 特徴 |
---|---|
A | 中央の装置を介して各端末が接続される |
B | 全端末がリング状に接続される |
C | すべての端末が直接互いに接続される |
D | 一本の伝送路に複数の端末が接続される |
- A
- B
- C
- D
正解
正解は「ア」です。
解説
スター型トポロジとは、すべての端末(コンピュータなど)が中央のハブやスイッチと呼ばれる装置に接続されているネットワーク構成です。各端末は直接他の端末とつながっているのではなく、必ず中央装置を介して通信を行います。
そのため、1台の端末に障害が起きても他の通信には影響が少なく、障害箇所の特定も容易です。本問では「中央の装置を介して各端末が接続される」とあるAの説明がスター型トポロジの特徴と一致しているため、ア(A)が正解となります。
イ(全端末がリング状に接続される):
これは「リング型トポロジ」の特徴です。端末が輪のように接続され、データが一方向または双方向に流れます。
ウ(すべての端末が直接互いに接続される):
これは「メッシュ型トポロジ」の特徴で、全端末が互いに接続されるため冗長性がありますが、配線コストが高くなります。
エ(一本の伝送路に複数の端末が接続される):
これは「バス型トポロジ」の特徴です。一本の通信線(バス)を全端末で共有するため、コストは低いですが障害に弱いです。
難易度
本問は、基本的なネットワークトポロジの知識を問うものであり、初心者でも比較的取り組みやすい内容です。図や表での説明が一般的な分野であるため、基礎学習ができていれば正答できる可能性が高いです。
用語補足
スター型トポロジ:
すべての端末が中央装置(ハブやスイッチ)と接続されているネットワーク構成です。障害切り分けがしやすく、一般的なオフィスLANでも多く使われます。
リング型トポロジ:
端末が輪のように接続される構成です。一方向または双方向にデータを送信する方式があり、障害時の対応には工夫が必要です。
バス型トポロジ:
1本の通信線を複数の端末で共有する構成で、初期コストが低い反面、一本の線に障害が発生すると全体に影響が出ます。
対策
ネットワークトポロジの種類は、図とともに構成の特徴や長所・短所を押さえておくことが重要です。図解資料や用語集を活用し、それぞれの特徴を比較しながら理解を深めましょう。