問題
問1
LANケーブルとして一般的に使用されているカテゴリ5e(Cat5e)ケーブルの特徴として、最も適切なものはどれか。
- 最大伝送速度は100Mbpsである
- シールドが必須である
- 1000BASE-Tに対応している
- 光ファイバで構成されている
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正解
正解は「ウ」です。
解説
正解は「ウ:1000BASE-Tに対応している」です。カテゴリ5e(Cat5e)ケーブルは、イーサネット通信で広く使われているLANケーブルの一種であり、最大通信速度は1Gbps(=1000Mbps)、つまり1000BASE-Tという規格に対応しています。
1000BASE-Tは、カテゴリー5e以上のケーブルとRJ-45コネクタを使用し、LANで高速データ通信を実現するために広く利用されています。家庭内ネットワークやオフィス環境でも一般的です。
例えば、オンライン会議や大容量ファイルのやり取りがある環境で、スムーズな通信を実現するためには、1000BASE-Tに対応したCat5eケーブルが不可欠です。Cat5eはシールドなしのUTP(Unshielded Twisted Pair)が標準であり、コストと性能のバランスに優れています。
- ア(最大伝送速度は100Mbpsである):
これは旧世代のCat5や100BASE-TXの仕様に該当し、Cat5eは1Gbpsまで対応できます。 - イ(シールドが必須である):
Cat5eは通常シールドなしのUTP(ツイストペアケーブル)で、必須ではありません。 - エ(光ファイバで構成されている):
Cat5eケーブルは銅線を使用したメタルケーブルであり、光ファイバではありません。
難易度
この問題は、ネットワークケーブルの基本的な知識が問われる内容です。IT系の学習を始めたばかりの方にとってはやや専門的ですが、ケーブル規格に関する頻出知識であるため、ITパスポート試験としては標準的な難易度です。
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用語補足
Cat5eケーブル:
イーサネット接続に使われるLANケーブルの規格で、1000BASE-T(1Gbps)に対応する高性能なUTPケーブルです。
1000BASE-T:
ギガビットイーサネットの一種で、カテゴリー5e以上のツイストペアケーブルを使って最大1Gbpsの通信を行います。
UTP(Unshielded Twisted Pair):
ノイズ対策のために対になった銅線を撚った構造のケーブルで、シールドなしで安価かつ柔軟性があります。
対策
ネットワークの基礎知識として、LANケーブルのカテゴリ(Cat5e、Cat6など)と対応規格(100BASE-TX、1000BASE-Tなど)は確実に理解しておくことが重要です。試験対策としては、図表を使って各規格の対応速度や特徴を比較して覚えると効果的です。