問題
問99
次のうち、KGI(重要目標達成指標)に該当するものはどれか。
- 月間の訪問者数(PV)
- メールの開封率
- 資料請求数
- 年間売上10億円の達成
正解
正解は「エ」です。
解説
KGI(重要目標達成指標)は、企業やプロジェクトが最終的に達成すべき重要な目標を示す指標です。具体的には、ビジネスの成果や成長を示す定量的な目標であり、売上や利益、顧客数など、最終的な成果に直結する数値が該当します。今回の選択肢の中で「年間売上10億円の達成」は企業の最終的な目標として明確に設定されているため、KGIに該当します。
一方で、月間の訪問者数やメールの開封率、資料請求数は、それ自体が最終目標ではなく、KGIを達成するための過程でのプロセスや活動の進捗を測るための指標です。これらはKPI(重要業績評価指標)と呼ばれ、KGIを達成するための具体的な中間指標となります。
例えば、年間売上10億円を達成するためには、月間訪問者数を増やすことやメール開封率を高めることが必要ですが、これらはあくまで目標達成に向けた手段や過程の指標です。
- ア(月間の訪問者数(PV)):
これはウェブサイトへのアクセス数であり、最終目標ではなく、KGI達成のための過程を測るKPIに該当します。 - イ(メールの開封率):
メールがどれだけ開封されたかの割合で、成果を示すKGIではなく、マーケティング施策の効果を測るKPIです。 - ウ(資料請求数):
見込み客の関心を示す指標であり、最終目標ではなく、KGIに向けた進捗を測るKPIの一つです。
難易度
KGIとKPIの違いを理解していれば比較的解きやすい問題です。初心者にはやや用語の区別が難しいかもしれませんが、企業目標と途中経過の指標の違いを押さえれば、答えやすい内容となっています。
用語補足
KGI(重要目標達成指標):
企業やプロジェクトが達成すべき最終目標の指標です。例として「年間売上10億円達成」などがあり、ビジネスの成功を評価します。
KPI(重要業績評価指標):
KGIを達成するための中間目標やプロセスの指標です。例えば「月間訪問者数」や「メール開封率」などがあります。
PV(ページビュー):
ウェブサイトが閲覧された回数のことで、訪問者数とは異なり、1人の訪問者が複数ページを見た場合はその分カウントされます。
対策
KGIとKPIの違いをしっかり理解することが重要です。KGIは最終的な目標であり、KPIはその目標に向かう過程の指標であると覚えましょう。具体例を用いて両者の関係を整理することで、試験問題での混同を防げます。